2006年入社、2016年再入社 デジタルインダストリーズ 産業機械営業部 部長 J.U.1枚目

多様性あふれる社内環境を活かして、日本の強みであるモノづくり企業を支え続けたい

2006年入社、2016年再入社

デジタルインダストリーズ

産業機械営業部 部長 J.U.

PROFILE

大分生まれの東京育ち。大学では経済学部で国際経済学科を専攻。1997年に電気機器メーカーに就職し、営業現場で経験を積んだ後、2006年にシーメンス入社。一旦会社を離れて台湾に移住し、2016年に復帰。多様な環境で培われた広い視野を活かして、2019年から現部署の指揮を執る。「新しい働き方」を率先すべく軽井沢に居を構え、毎朝、愛犬の散歩を欠かさない。

複数の職場を経験して、はじめて見えてくるものがある。

――一度シーメンスを退社された経験があるとのことですが、今日に至る経緯を伺えますか。

 

最初にシーメンスに入社したのも中途入社で、大学卒業後は国内大手の電機機器メーカーで営業職に就きました。ITバブルを背景に営業成績も上々で、少し天狗になっていたところ、競合であるシーメンスの存在を知り、グローバルで見れば到底かなわない存在があると気付きました。そこから「もっと大きな舞台で勝負したい」との想いを抱くようになり、シーメンスの門を叩いたのです。

 

――なるほど。その後、一旦シーメンスを離れることになりますが、その理由は?

 

結婚を機に、妻の故郷である台湾に移住することになったためです。台湾にもシーメンスの現地法人があり、そこに転属することもできましたが、せっかくなので新しい環境に挑戦したいと考えました。その後、生まれた子供の将来を考え、日本で育てようと決めたとき、ちょうどシーメンス時代の上司からプライベートで連絡があり、「だったら戻ってこないか」と誘われ、復帰することになりました。

 

――退職した会社に戻ることに抵抗はありませんでしたか。

 

それはなかったですね。というのも、シーメンスでは、私のように復帰するケースは珍しくありません。退職するときは「違う環境で勉強して、また縁があれば帰っておいで」と送り出され、その後も上司や同僚などと人的ネットワークがつながっているのが普通です。かつての日本企業では、新卒入社から定年まで勤め上げるのが一般的でしたが、1つの職場しか知らないと、他の職場との比較ができないので、モノの見方が一面的になりかねません。実際、私も海外を含めて複数の会社を経験したことで、初めて見えてきたものがあり、幅広い経験を持つ社員の多さが会社全体の強みにもなっています。

メンバー1人ひとりの自主性を重視することが、組織の活力を育む。

――現在、部長を務めている産業機械事業営業部の業務内容を教えてください。

 

当営業部では、製品そのもののメーカーではなく、製品を作るための産業機械メーカーをターゲットに、シーメンスならではのポートフォリオを活かしたソリューション提案を行っています。ユーザーである製品メーカーの要望に応えることが重要なので、提案にあたっても、業界全体のトレンドをグローバルに捉え、今、お客様がユーザーからのどんな要望に対応しようとしているかを把握するよう努めています。

 

――営業部を率いていく上で、何を重視していますか。

 

メンバー1人ひとりのモチベーションを高めるため、細かな行動管理や具体的な指示出しはしないよう心がけています。「やらされている感」があると、モチベーションの低下をまねくことがあるので、目指すゴールは示しても、そこに至る道筋はメンバー自身で考えてもらいます。メンバーからすれば、具体的な指示があった方が「楽」かもしれません。お客様に何をどう提案するか、自分で考え、行動に移すのは、正直言って大変なことですが、だからこそ得られるものも大きく、失敗も成功も含めて貴重な経験になるはずです。

 

――1人ひとりの自主性を尊重することが、組織全体の競争力向上につながるわけですね。

 

先述のように、シーメンスでは私を含めて中途入社が多く、いろんな文化や価値観が混在しており、そうした多様性を活かすためにも自主性を尊重しています。一方で、「個人商店の集まり」になっては、せっかくの組織力を活かせません。シーメンスにはグローバル規模のバックボーンがあり、どんな困りごとでも、必ず社内に解決のヒントが蓄積されています。1人ひとりが自分で考え、行動しつつも、決して1人よがりにならず、必要に応じて柔軟かつスピーディーに周囲の支援を借りる。そんな組織風土を築いていくことが、リーダーとしての使命だと思っています。

 

――シーメンスの強みである多様性は、実際の業務でどのように役立つのでしょう。

 

お客様の抱える課題は、業種業態だけでなく、会社の規模や工場を構える地域、社員構成、取引先などによって千差万別です。そうした課題を根本から解決するには、画一的な対処法ではなく、お客様に寄り添った、きめ細かなソリューションが求められます。多様性ある環境で、多面的なモノの見方を養えるシーメンスだからこそ、どんなお客様の、どんな課題にも満足いただける解決策を導けると自負しています。

日本のモノづくりに対する危機感を胸に、お客様の競争力強化をサポートしたい。

――シーメンスの事業を通じて実現したいことがあればお聞かせください。

 

日本経済を支えてきたモノづくり企業を、世界市場で戦えるようサポートすることです。私はシーメンス入社以前も含め、約25年にわたってモノづくりに関わってきただけに、強い思い入れがあります。近年、その国際競争力が目に見えて低下していることに深刻な危機感を覚えており、かつての活力を取り戻してもらいたいと思っています。

 

――日本のモノづくりの国際競争力が低下している背景をどのように捉えていますか。

 

日本経済が成長期にあった時代は、国内市場を相手にするだけでも成長できました。人口減少社会を迎えて国内市場が縮小するなか、今後も成長を続けていくためには海外にも目を向ける必要がありますが、そのための準備ができていない企業も少なくありません。シーメンスが培ってきた技術やノウハウ、ソリューション提案力を発揮して、日本企業が世界市場で飛躍できるだけの競争力を身に付けられるようサポートすることが、私たちの役割であり、存在意義だと思っています。

 

――そうした役割を果たしていく上で、これからのシーメンスにどのような人材が必要でしょう。

 

産業社会を取り巻く環境変化は目まぐるしく、数年前の状況が遠い過去のように思われるほど。特に当社が注力するデジタル分野では技術革新が急激に進んでおり、お客様だけではなく、私たち自身も、油断していると変化に取り残されてしまう恐れがあります。これからシーメンスに加わる皆さんにも、ぜひ、そうした危機感を共有して、激しい変化の中で進むべき道を見出し、自ら変わっていける人材であってほしいですね。

MESSAGE

当社が「オーナーシップカルチャー」を重視しているように、一緒に働くなら「指示待ち」ではなく、自分で仕事を作っていける人が望ましいですね。その上で必要なのが、多様性と柔軟性。シーメンスは単にグローバルというだけでなく、私も含めて複数企業を経験してきた社員が多く、異なる価値観や考えを互いに認め合う風土があります。そうした多様性ある環境だからこそ、変化に対応するための柔軟性も身に付けやすいはず。この環境を活かして、自分を磨いていってください!

1日のスケジュール例(自宅勤務の場合)

6:00  起床。愛犬の散歩と朝食

9:00  自宅で勤務開始、メールチェックやスケジュール確認。

10:00~ チームメンバーや関係部署との会議が続く。

(適宜 昼食、休憩等で中断)

16:00  決済業務などデスクワーク。

18:00  家族と夕食を共にするため、必ず時間内に仕事を終わらせる。

20:00~ フレックス勤務のため、必要に応じて仕事の続きをしたり、本社との会議が入ることも。