プレスリリース(ドイツ、ミュンヘン、2021年8月5日)

素晴らしい業績 - 見通しを再度引き上げ

  • 受注額は、強い顧客志向とグローバル経済の回復を反映して、205億ユーロ(2020年度第3四半期は139億ユーロ)
  • 売上は大幅に増加し、161億ユーロ(2020年度第3四半期は130億ユーロ)
  • インダストリービジネスの調整済みEBITAは、29%増の23億ユーロ
  • 調整済みEBITAマージンは今期も上昇し、15.3%(2020年度第3四半期は14.3%)
  • 純利益は、ほぼ3倍となる15億ユーロを計上(2020年度第3四半期は5億3500万ユーロ)
  • フリーキャッシュフローは23億ユーロ(2020年第3四半期:25億ユーロ)と当期も優秀な結果
  • 2021年の見通しを再度引き上げ - 純利益は61億~64億ユーロが見込まれ(以前の見通しは57億~62億ユーロ)、これにはバリアン・メディカル・システムズの取得関連の影響が含まれる

シーメンスは、第3四半期もすべてのビジネスと地域において、加速する高付加価値成長の航跡を描き続けました。新型コロナウィルスパンデミックや為替変動のマイナスの影響はありましたが、第3四半期は、全社的に市場で成功を収め、グローバル経済の回復によるプラスの勢いを味方につけたといえます。主に電子部品と原材料に関して、それに原材料の価格高騰と、サプライチェーン上の困難が継続していますが、うまく乗り切ることができました。パンデミックの影響を大きく受けた2020年度第3四半期と比較すると、シーメンスは受注と売上でなんと2桁成長、純利益もほぼ3倍を達成しました。今年度に入ってから9か月間の好調な業績を受け、シーメンスは2021年度通期の見通しを再度引き上げ、為替変動とポートフォリオ効果の影響を除いた比較可能ベースで、全社を通して11~12%の売上増加(以前の見通しは9~11%)、純利益は61億~64億ユーロ(以前の見通しは57億~62億ユーロ)を見込んでいます。

 

シーメンスAG社長兼CEO ローランド・ブッシュは、次のように述べています。「シーメンスは、加速する高付加価値成長という目標を一貫して追求しています。第3四半期も、全ビジネスで力強く収益性の高い成長を実現しました」「当社は、お客様のデジタルトランスフォーメーション、オートメーション、サステナビリティをうまくサポートできています。課題の多い環境ではありますが、例えばサプライチェーンといった分野でこれを克服しつつあります。当期も好調な業績を達成できたことで、世界各地にいるシーメンスのチームメンバーに心から感謝します」

 

またシーメンスAG最高財務責任者 ラルフ・P・トーマスは、次のように述べています。「難しい環境が続く中、今年度上期は引き続き堅調な成長を見せ、当四半期も好調な結果を出しました。テクノロジーに特化した企業として当社の力強さが表れた結果が、当四半期の売上2桁成長、利益率の上昇、そして前四半期に続く好調なフリーキャッシュフローです。これを受けて、2021年度通期の見通しを今回も上方修正します」

 

すべてのビジネスと地域で好調な成果

2021年度第3四半期、シーメンスの売上は、比較可能ベースで21%増となる161億ユーロに拡大し、インダストリービジネスの4事業すべてとすべての地域において大きな成長を見せました。受注はとりわけ満足のいく結果となり、売上同様のスピードで2倍近くも伸び200億ユーロを超えました。205億ユーロに達した受注は、比較可能ベースで2020年度第3四半期の金額を44%上回っています。出荷受注比率(BBレシオ)も1.27と、素晴らしい結果になりました。

 

インダストリービジネスの調整済みEBITAは29%増の23億ユーロと、大幅に増加しました。インダストリービジネスの調整済みEBITAマージンは、前年同期の14.3%に対し15.3%でした。純利益は、ほぼ3倍となる15億ユーロ(2020年度第3四半期は5億3500万ユーロ)を計上しました。

 

フリーキャッシュフロー(継続事業と非継続事業からの合計)は、当期も高水準の23億ユーロに達し(2020年度第3四半期は25億ユーロ)、インダストリービジネスから創出されたフリーキャッシュフローも24億ユーロ(2020年度第3四半期は21億ユーロ)と、およそ15%の顕著な増加を見せています。

 

すべてのインダストリービジネスで力強い成長

デジタルインダストリーズでは、受注が驚異の36%増となる47億ユーロに拡大し、最も貢献が大きかったのはオートメーション(自動化)事業でした。自動車産業と機械製造業用の需要が同程度の割合で回復を続けています。さらに、ソフトウェア業界向けも引き続き好調に推移しており、製品ライフサイクル管理(PLM)用ソフトウェアの著しい成長がこれを象徴しています。売上は、比較可能ベースで17%増加し42億ユーロとなりました。当期の調整済みEBITAは6%低下し、8億4700万ユーロでした。なお2020年度第3四半期の利益には、ベントレー・システムズの株式の評価替えによる利益の2億1100万ユーロが含まれています。その影響を除外すると、調整済みEBITAは、当期も相当の増加を見せました。調整済みEBITAマージンは、20.3%でした。なお2020年度第3四半期の利益率は24.5%でしたが、これはベントレーの影響で5.7ポイント押し上げられたものです。

 

スマートインフラストラクチャーでは、受注が比較可能ベースで四分の一近い伸びを見せ、41億ユーロになりました。この成長にはすべての産業向けが貢献しています。最も高い伸びを見せたのは産業界の顧客からの需要が高かった製品用ビジネスと、システム用やソフトウェア用ビジネスでした。売上は比較可能ベースで15%増加し38億ユーロとなりました(2020年度第3四半期は34億ユーロ)。調整済みEBITAは4億5600万ユーロで、2020年度第3四半期の2億5000万ユーロの2倍近くとなっています。利益を主に押し上げたのは、すべてのビジネスと地域において驚異的な成果を達成し、生産能力の稼働率が上昇し、コストの状況が構造的に改善されたことによるものです。調整済みEBITAマージンは大幅に増加し、12.1%でした(2020年第3四半期は7.4%)。

 

モビリティでは、受注が20億ユーロ以上も伸び、51億ユーロとなりました(2020年第3四半期は30億ユーロ)。この増加は主に、アメリカ地域でモビリティ史上最大の受注を獲得したことによるものです。金額にしておよそ28億ユーロにも達する受注は米国の鉄道公社アムトラックから受けた包括的なもので、動力源を二つ備えた車両やハイブリッド電源を使用する車両、関連する諸サービスが含まれます。売上は、比較可能ベースで5%増加し23億ユーロとなりました。2億400万に達した調整済みEBITAは、2020年第3四半期の数値をおよそ三分の一も上回っています。調整済みEBITAマージンは9.0%で、前年同期の7.1%を大きく上回りました。

 

モビリティはSqills社(スキルズ)の取得により、ソフトウェア製品ラインを強化

モビリティは最近スキルズを取得したことで、顧客がモビリティ・アズ・ア・サービス(サービスとしての移動、MaaS)を提供できるように、ソフトウェアの製品ラインを強化しました。スキルズの拡張可能でクラウドベースなプラットフォームを利用すれば、鉄道やバスの運行者は、在庫管理、予約、発券のソフトウェアを備えたオンラインの予約システムを導入することができます。この取得によりモビリティは、急拡大する隣接市場への事業拡大が可能になりそうです。ソフトウェア・アズ・ア・サービス(インターネット経由で利用できるソフトウェア、SaaS)のビジネスモデルは、弾力的で利益率が高い経常的な収益をもたらしてくれるものであり、シーメンスのグローバルな存在感を活用することで高いシナジー効果を発揮することが期待されます。ハーコン、イオス・アップトレード、バイトマーク、パダム・モビリティと合わせて、相互に接続されたソフトウェア製品ラインにスキルズのプラットフォーム「S3パッセンジャー」が加わることになり、公共交通機関にとっては多種多様なサービスを一緒に利用できるようになります。

 

見通しを再度引き上げ

2021年度のこれまで9か月間で優秀な業績を収めたことを受け、シーメンスは、通期でも力強い結果を出せるものと見込んでいます。シーメンスでは、年度末までの間、サプライチェーンの著しい制約には見舞われないと想定します。その想定に従い、当社は通期の見通しを再度引き上げ、Siemens Healthineersがバリアン・メディカル・システムズを取得したことに伴う純利益への影響も見通しに含めます。

 

シーメンスは、為替変動とポートフォリオ効果の影響を控除した売上高成長率の見通しを、11~12%に引き上げます(以前の見通しは9~11%)。当社は、引き続きBBレシオが1を上回ると見込んでいます。

 

デジタルインダストリーズの売上高成長率は、前年比で10~12%の範囲で増加すると見込んでいます(以前の見通しは9~11%)。調整済みEBITAマージンの見込みは、引き続き20~21%です。

 

スマートインフラストラクチャーの2021年度の売上高成長率は、前年比で8~9%と見込んでいます(以前の見通しは5~7%)。調整済みEBITAマージンの見込みは、引き続き11~12%です。

 

モビリティに関しては、引き続き2021年度に前年比で一桁台半ばの売上高成長率と、9.5~10.5%の調整済みEBITAマージンを見込んでいます。

 

2021年度のこれまで9か月間にすでに達成した業績と上記の見込みに従って、シーメンスは、純利益の見通しを61億~64億ユーロの範囲に引き上げます(以前の見通しは57億~62億ユーロ)。

 

この見通しには、法規制上の問題による負担は含まれていません。

【参考資料】

本資料はシーメンス AG(ドイツ・ミュンヘン)が2021年8月5日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。 https://sie.ag/3A46PGa

報道機関からのお問い合わせ

シーメンス株式会社 コミュニケーション  今村 

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シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業でありつづけています。ビルや分散型エネルギーシステム向けのインテリジェントなインフラストラクチャー、プロセス産業や製造業向けの自動化、デジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。シーメンスはデジタルと現実世界を結びつけることで、お客様と社会に貢献します。鉄道、道路交通のスマートなモビィティー・ソリューションの主要サプライヤーであるモビリティを通じ、シーメンスは旅客および貨物サービスの世界市場の形成をサポートします。さらに上場会社であるSiemens Healthineersの過半数の株式を保有することで、医療技術やデジタル・ヘルスケア・サービスの世界の大手サプライヤーでもあります。また、送電および発電の世界のリーダー企業であり2020年9月28日に株式上場したシーメンスエナジーの過半数未満の株式を保有しています。2020年9月30日に終了した2020年度において、シーメンスグループの売上高は571億ユーロ、純利益は42億ユーロでした。2020年9月30日時点の継続事業における全世界の社員数は29万3000人です。詳しい情報は、http://www.siemens.comにてご覧いただけます。

日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジタル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2020年9月末に終了した2020年度において、日本のシーメンスの売上高は約1582億円、社員数はおよそ2,300人です。詳しい情報はhttp://www.siemens.com/jpにてご覧いただけます。