IHI機械システム シーメンス導入事例 -  装置の見える化に向けた効果的なソリューション

株式会社IHI機械システム

上位システムと生産現場をつなぐ装置として製造現場主導の”熱処理工場の見える化・最適化”を促進するシステム

株式会社IHI機械システム(以下、IHI機械システム)は、お客様からその性能と信頼性に高い支持・評価を獲得している真空熱処理設備のトップメーカーです。 社会環境が急激に変化する中、従来の考えに拘らず、SIMATIC WinCC Unifiedのようなデジタルソリューションを活用することで今までにない新しい価値の創出に取り組まれています。

今回、現場のDXを推進するお客様の「拠り所」を目指し、 その第一歩となる製品としてIHI機械システムが開発したのが”FURNACE EYE®”です。 「産業界全体のDX推進には、OT技術を持つエンジニアへのIT技術能力育成と強化が必要不可欠です。本製品開発にあたって、見える化システムへの取り組みこそが、IT技術の習得また効率的な活用に有用と判断し、 これまで培ったOT技術やそのノウハウを組み合わせたデジタルソリューション構築を可能にする自由度の高い製品を探していました。 この製品によりお客様の現場で培われたノウハウを見える化し、お客さまとの共創でさらなるDXの推進を実現します。」 と、IHI機械システム 取締役 竹林 昌彦氏は、”FURNACE EYE®”にシーメンスのSIMATIC WinCC Unifiedを採用した経緯を語ります。

 

 

卓越した画面設計による最新のHMIソリューション

IHI機械システムの見える化システム開発には、デザイン会社が作成した画面デザインをもとに画面設計を実現する製品が必要でした。 シーメンスのSIMATIC WinCC Unifiedは、柔軟な画面設計が可能な最新のWeb技術を採用した製品であり、 JavaScriptの細かな表現機能により、卓越した見える化システムの構築に寄与しました。 特に、影絵のコンセプトにこだわった設備画像は、SVGの使用により豊かな表現を実現しました。

「従来のHMI画面設計と使い勝手が一緒であるため、Web技術に初めて触れるエンジニアにも開発環境として最適な製品です。 これまでの概念や考え方にとらわれることなくユーザー自身のエンジニアリング力を発揮し、工場空間を意識した機能デザインを織り込んだ開発を進めることができました」とIHI機械システムのIoTエンジニアリングセンター 主査 浜本 雅義氏はSIMATIC WinCC Unifiedの感想を述べています。

真空熱処理設備の稼働監視とデータ収集

見える化ソフトウェアであるSIMATIC WinCC Unified PC Runtimeは、産業の現場環境に適したSIMATIC IPC627E上で稼働しています。

KPIの可視化といった装置メーカーとしての付加価値を提供するシステムでは、接続した様々な設備から一か所にまとめてデータ収集できることが重要な要件の一つです。

そのため、グローバルではシーメンスのS7-1500と接続する構成が主流ですが、今回、日本市場の特性上、他社PLCと接続してのデータ収集・表示を可能にしました。 そのスムーズな接続により、見える化に必要な接続性を問題なく実現しました。

「これらの機能・特徴から、実際にご使用いただいたお客様からはなかなか進まない生産現場のIT化、DX推進においてFURNACE EYE®を導入するだけで工場の見える化をスモールスタートでき、実際に現場の状況が見えるようになることを 期待しているというようなコメントと共にご好評いただいています。」 と浜本氏は語ります。

リモートアクセスにおけるWeb技術

従来、マシンはスタンドアローンで装置を稼働してきましたが、FURNACE EYE®製作にあたっての新たな取り組みとして「遠隔からの見える化」があります。 この課題解決のために、構築されたネットワークへ接続し、タブレット上でWebブラウザー経由で装置をモニタリングすることでこの要件をスムーズに実現しました。 IHI機械システムではこれら機能を含む最新Web技術を採用したWinCC Unifiedベースの本製品でお客様に新たな価値とソリューションを提供していきます。

株式会社IHI機械システムについて

IHI機械システムは真空熱処理設備のトップメーカーです。 1973年の創業 以来、真空熱処理炉、真空浸炭装置、ホットプレス、新素材製造設備など機械部品の品質を向上させる真空熱処理装置の設計・製造・販売を手がけています。

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