
気候変動を克服するために、世界をデジタル化、電気化
脱炭素化のためには、世界のインフラを電気化することが重要です。目標達成に向け、プロセスを加速する施策を考える必要があります。
CO2の70%は都市から排出されています。気候変動問題に打ち勝つには、まず都市の対策が必要です。シーメンスAG 取締役 Dr.ローランド・ブッシュ
気候変動との闘いのリーダーになり、それがうまくいくこと、良いビジネス事例があること、大きなチャンスになること、を示すことが我々の役割です。シーメンスAG SCR担当シニアバイスプレジデント Jenny Bofinger-Schuster

シーメンス、カーボンニュートラルに
の世界の事業所で、再生可能エネルギーによる電気を使用
のCO2排出削減が、カーボンニュートラルプログラムラム開始以来達成
ユーロの2020年事業費削減、エネルギー効率化プロジェクトにより
シーメンスは脱炭素化のリーダー企業として、既に2030年までのCO2排出ゼロ事業という目標に向かって着実に進んでいます。エネルギー効率、分散化エネルギーシステム、インテリジェントなe-モビリティ、グリーン電気購入、がフォーカスする分野です。

エネルギー供給を急速に増大させると同時に、社会的開発も促進するには

2018年から2019年にかけて、CO2排出への価格付けに世界中の関心が高まりました。パリ協定の目標達成と気候変動への具体的行動のためには、国際的な炭素価格付けメカニズムの導入を加速することが必要です。今のところ、世界の各国政府は炭素価格総額を約440憶ドルとしています。これらの資金は低炭素インフラへの投資、技術開発促進に使われます。2019年4月時点で、57の国際および地域レベルの案件が導入もしくは予定されています。
UK炭素投資基金
シーメンスUKは、まず最初にCO2削減のための投資基金を設立しました。そしてこの基金を通じ、ガスの消費量、車両燃料に基づく CO2価格を課金しました。1トンあたりの価格GBP 13とした実験段階を経て、通常運用段階ではCO2価格が、ハイレベルコミッションの推奨価格に近づきつつあります。現在の価格は1トンあたりGBP 31です。この価格は、排出削減プロジェクトの十分な資金源となるように留意して、設定されました。
2030年までのCO2排出ゼロというシーメンスのコミットメントの一環として、シーメンスUKはCO2削減プログラムを率先して行い、自社のビルやインフラから排出するCO2の大幅に取り組んでいます。シーメンスUK CEO Juergen Maier
ブラジルにおける炭素価格付け(カーボンプライシング)
UKの取り組みと同様に、シーメンスブラジルは2019年10月、パイロットプロジェクトの一環としてCO2削減投資基金を設立しました。将来的な投資のためのCO2価格を決めるにあたり、シーメンスブラジルはCO2価格付けのハイレベルコミッションの推奨レベルを採用し、1トンあたり40USドルとしました。これはCO2削減の意欲の表れであり、ブラジルがパリ協定を果たすための手段でもあります。集まった資金の80%は、シーメンスの専門家(シーメンス・エナジーのマネージャーなど)が定義づけしたCO2削減プロジェクトに投資されます。残りの20%はシーメンス従業員がノミネートしたプロジェクトに割り当てます。毎年、このような基金を通じ様々なCO2削減の活動が支援をうけています。
インターナルな炭素価格付けにより、シーメンスでは気候変動緩和の機会が増え、追加コストを顧みない意思決定のリスクが減少しました。ブラジルではお客様も炭素価格付けの取り組みを支持したり、話し合うようになっています。シーメンスブラジル CEO André Clark
シーメンスの環境ポートフォリオ Fact & Figure
環境ポートフォリオ製品の特徴は?
シーメンスの環境ポートフォリオに含まれる再生可能エネルギーシステムとコンポーネントは、お客様が使用される段階において、類似ソリューションと比較し、大幅なエネルギー効率を可能にします。例:最低20%のエネルギー効率向上、温室効果ガスとして最低10万トンCO2削減
> Criteria for including elements in the environmental portfolio (page 48)