プレスリリース(ミュンヘン、2020年5月15日)

シーメンス、最高出力と効率を誇るガスタービンを出荷

  • 50Hz向け HL型ガスタービンの初号機が英国に向けて出荷
  • 世界最高クラスの効率を誇るコンバインドサイクル発電所向けガスタービンがベルリンから出荷

シーメンスがこれまで製造した中で最大のサイズと出力、効率を誇る大容量のガスタービンが本日、ベルリンで内陸貨物船への積み込みを終え、英国の発電会社スコティッシュサウスエナジー社(SSE Thermal社)の発電所において試運転を行うため、英国リンカンシャーのキードビーに向けて出港しました。シーメンス ガス&パワーが50Hz市場向けにドイツ・ベルリン工場で製造したSGT5-9000HLは、全長13メートル、高さ5メートル、幅5メートルで、重量は約500トンになります。アメリカの発電所で60Hz向けガスタービンに着火と電力系統への並列が行われてから数週間で、このHL型最新機種の2番目のマイルストンを発表することとなりました。

50Hz向けHL型ガスタービンの試運転に向け、シーメンスはSSE Thermal社向けにキードビー2号機発電所の建設を手掛けています。出力593MWのガスタービンは、出力、効率、ライフサイクルコスト、運用の柔軟性という点で今後のガスタービンにおける新しい規範となるでしょう。ガスタービン設備は試運転を経て、高効率のコンバインドサイクル発電所に組み込まれ、そこで最大出力840メガワット、ベースロードでの(送電端)熱効率63%超という飛躍的な性能を発揮することとなります。効率の向上により燃料が削減され、さらにキードビーでのCO2排出量も、石炭火力の発電所と比べて年間370万トンの削減が見込まれます。

 

ガスタービンはまず内陸水路でオランダのロッテルダム港を目指して西進し、ロッテルダム港でイギリス東海岸への輸送のため沿岸貨物船に積み込まれます。ハンバー川とトレント川を約12日間かけて上り、キードビーの内陸港に到着して船から積み下ろされたあと、建設現場まで陸路で輸送されます。

シーメンス エナジーの発電部門CEO Karim Aminは「SGT5-9000HL型ガスタービンの初号機出荷は、キードビー2号機プロジェクトの重要な節目となります。新型コロナウィルスによってさまざまな制約があり、困難を極めた中でガスタービンの工場組立を終え、英国の発電所に向けて製品を無事送り出すことができたことを喜ばしく思います。」と述べました。

 

SSE Thermal社のマネージング・ディレクターStephen Wheeler氏は「ガスタービンが北リンカンシャーに向けて出荷したこの日は、キードビー2号機プロジェクトにとって記念すべき日となりました。業界初の技術を搭載したガスタービンでキードビー2号機は、従来の石炭中心の火力発電所にとってかわり、英国で最もクリーンで効率の高いガス火力発電所になります。また電力系統に欠かせない運用上の柔軟性がもたらされます。」と語りました。

 

新型ガスタービンのキードビーにおける試運転開始は2021年を予定しています。試運転による確認後、SSE Thermal社では2022年に商用運転開始の予定です。シーメンスはこの技術に加え、欧州で初のHL型ガスタービン長期プログラム(LTP)のサービスを提供します。シーメンスはリモート監視・診断などの最先端のデジタルサービスソリューションを活用することで、発電所の稼働率と信頼性を維持し、性能の最適化を図ります。

 

シーメンスのHL型ガスタービンには、実証済みの新技術と、これまでの実績から導き出されたベストプラクティスを活かした製造上の機能が組み込んでいます。これによって、効率と出力を飛躍的に向上する技術を保有しています。シーメンスはHL型ガスタービンによって更なる効率向上に向けた道を切り開いていきます。

本資料はシーメンス ガス&パワーGmbH & Co. KG(ドイツ・ミュンヘン)が2020年5月15日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます。https://sie.ag/2T1yMeL  (英文)

 

シーメンス ガス&パワーの詳細は https://new.siemens.com/jp/ja/products/gas-power.html   (日本語)  www.siemens.com/energy   (英語)

 

SGT5-9000HLガスタービンの詳細は www.siemens.com/sgt5-9000hl  (英語)

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シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジタル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2019年9月末に終了した2019年度において、日本のシーメンスの売上高は約1670億円、社員数はおよそ2,360人です詳しい情報はhttp://www.siemens.com/jpにてご覧いただけます。

シーメンス ガス&パワーGmbH & Co. KGについて


シーメンス ガス&パワーGmbH & Co. KG
 は、シーメンスグループの世界的なエネルギー事業会社です。150年以上にわたり、お客様とともに、進化を続ける産業や社会の需要に対応してきました。将来的には株式上場を経て、シーメンスのエネルギー事業はシーメンスエネジーとして独立経営となります。エネルギーバリューチェーン全体にわたる広範な技能を有し、電力会社、独立発電事業者(IPP)、送電システムオペレーター、オイル&ガス産業、その他エネルギー関連産業の顧客に対し、包括的なポートフォリオを提供します。シーメンスエナジーの製品、ソリューション、装置、サービスは、オイル&ガスの抽出、加工、輸送、集中型および分散型の火力発電所における発電と発熱、蓄電やセクターカップリングなどの送電、エネルギー変換技術をカバーします。さらにシーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジーの過半数株式が移譲されることで、シーメンスエナジーの未来志向のポートフォリオはより完全なものになります。シーメンスエナジーは、持続可能な未来を目指す企業、政府、顧客に選ばれるパートナーとして、世界的なエネルギーシステムの脱炭素化を牽引してまいります。世界中でおよそ90,000名の従業員とともに、シーメンスエナジーは今日、そして明日のエネルギーシステムの構築をサポートします。www.siemens.com

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