プレスリリース(独ニュルンベルク、2020年7月9日)

シーメンス、リアルタイムロケーティングシステムで安全な生産環境と生産工程の最適化を提供

  • シーメンスは実績のあるハードウェアとソフトウェアを使い、職場でのソーシャルディスタンスを確保するソリューションを開発
  • 企業は従業員に起こり得るリスクをシミュレーションし管理しながら同時に工場での生産性を向上させることが可能
  • SIMATIC リアルタイムロケーティングシステム(RTLS)は企業が生産工程を管理し、将来も有効に使えるオペレーション手順の設計ができる位置情報を提供

新型コロナウイルスの世界的な蔓延によって企業が直面している課題に対して、シーメンスはハードウェアとソフトウェアを組み合わせた新たなソリューションを提供します。これにより企業の従業員同士、従業員と生産ライン、従業員と工場内の設備、それぞれがどのように関わればよいかを迅速かつ効率的に管理することができます。統合デジタルツインを使い、企業は、①従業員の安全のシミュレーション、②作業領域設定のテストと最適化、③安全対策の検証、④将来にわたって有効な生産ラインの設計、ができるようになります。

 

 

 

新たな基準でオペレーション工程を再構築する場合に限らず、ソーシャルディスタンスを確保する観点から従業員一人ひとりの安全を考慮することは、今後必要不可欠となります。SIMATIC RTLSリアルタイムロケーティングシステムは、企業が従業員同士のソーシャルディスタンスを測定、監視、確保する手段となります。適用されるデータ保護規則をすべて順守しつつ、ウェアラブル端末のRTLSトランスポンダーが施設内に設置されたデバイスと連動し、特定範囲内での従業員の行動を追跡します。システムに組み込まれたシーメンス・SieTrace・ソフトウェアがトランスポンダーからの位置情報をアルゴリズム処理することで、従業員同士の距離を割り出します。ソーシャルディスタンスが1.5メートル未満になると、当事者の装着しているトランスポンダーのe-リンクディスプレイ上に警告が表示される仕組みで、企業の敷地内でソーシャルディスタンスを常時確実に確保することができます。また、リスクシナリオが発生した場合でも、リスクの影響を受ける従業員を即座に高い信頼性で特定します。加えて、SIMATIC RTLSからのリアルタイムデータは実際の生産環境のデジタルツインに結合できます。ある従業員が新型コロナウイルスに感染した場合、企業は従業員同士の考えられる接触ルートについて見極めることができます。また具体的にリスクが発生する可能性が非常に高い「ホットスポット」を迅速かつ容易に検知します。どこにリスクがあるのかを正確に知ることで、実際に必要な区域での安全コンセプトの最適化が可能です。さらに、施設全体を対象とすると多額の費用が必要になる衛生対策も、対象範囲を絞ることで費用を抑えることが可能です。

SIMATIC RTLSの行動データから明らかになることは、社内の他のアプリケーションにも利点があります。位置データからデジタルツインにもたらされた情報により、原材料の流れ、受注情報あるいは社内全体で考えられうる問題領域の包括的な概要が明らかになります。正確な位置情報があれば、検索時間を最小限に抑えたり、障害を回避したりしながら、社内の処理能力と効率を強めることができます。リアルタイムロケーティングシステムは、安全コンセプトの実装をサポートすると同時に、革新的な生産・物流コンセプトをどのように最適化すれば良いかを明らかにします。

本資料はシーメンス AG(ドイツ・ミュンヘン)が2020年7月9日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます。https://sie.ag/3e0YM1u  (英文)

 

Simatic RTLSの詳細は   www.siemens.com/rtls (英文)

 

 

日本におけるシーメンスグループ

シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジタル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2019年9月末に終了した2019年度において、日本のシーメンスの売上高は約1670億円、社員数はおよそ2,360人です詳しい情報はhttp://www.siemens.com/jpにてご覧いただけます。

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(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業でありつづけています。発電および送電、ビルや分散型エネルギーシステム向けのインテリジェントなインフラストラクチャー、プロセス産業や製造業向けの自動化、デジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。鉄道、道路交通のスマートなモビィティー・ソリューションの主要サプライヤーである、個別管理会社のシーメンスモビリティを通じ、旅客および貨物サービスの世界市場を形成しています。さらに上場会社であるSiemens Healthineers AGとシーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジーの株式の過半数を保有することで、医療技術やデジタル・ヘルスケア・サービス、環境に優しい陸上、洋上風力発電ソリューションの世界の大手サプライヤーでもあります。2019年9月末時点の全世界の社員数は38万5000人です。詳しい情報は、http://www.siemens.comにてご覧いただけます。

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