プレスリリース(ドイツ、ミュンヘン、2021年2月3日)

リーダーシップの継承が無事完了― ジョー・ケーザーの後継者として ローランド・ブッシュ、社長兼CEOに就任へ

  • コロナ禍により年次株主総会はバーチャルで開催
  • 40年以上にわたり会社に貢献してきたジョー・ケーザーが退任
  • 株主総利回りは、ジョー・ケーザーが2013年に就任して以来2倍以上に
  • ローランド・ブッシュがシーメンスAGの新社長兼CEOに
  • ジム・ヘージマン・スナベは、4年間の任期延長と監査役会会長の再任を目指す
  • グラツィア・ヴィッタディーニ(エアバス)とカスパー・ローステッド(アディダス)が監査役候補に指名

長年にわたり会社に貢献してきたジョー・ケーザー(63)は、社長兼CEO職を、本日のシーメンスAG株主総会をもって退任します。かねてからの計画通り、ミュンヘンを拠点とするテクノロジー企業のトップは、ジョー・ケーザーからローランド・ブッシュ(56)に引き継がれます―これは、シーメンスのリーダーシップ継承プロセスの無事完了を記念する一歩となります。コロナ禍により、株主総会は、バーチャル形式のみで行われる予定で、株主も株主の代理人も直接出席することはありません。

 

「本日、シーメンスは、その偉大なリーダーに別れを告げます。ジョー・ケーザーのように会社を作り上げたリーダーは極めて稀であり、彼は、将来の世代のために強固な基盤を残してくれました。ジョー・ケーザーの退任は一つの時代の終わりを告げた、と言っても決して過言ではありません。同時に、シーメンスの変革における次のフェーズが始まろうとしています。」と、シーメンスAGの監査役会会長、ジム・ヘージマン・スナベ(55)は述べました。

 

スナベはまた、1994年からシーメンス・グループに勤務し、最近では最高業務執行責任者、最高技術責任者、副CEOを歴任しているケーザーの後継者をも称賛しました。「ローランド・ブッシュは、自らが担った役割すべてにおいて、戦略的な知見と業績の成功が物語る素晴らしいパフォーマンスを発揮してきました。ローランド・ブッシュの選任は、さらなるシーメンスAGの変革を推進するうえで理想的な人事です。」と語ります。「シーメンスの発展の次なるフェーズの計画で、監査役会は、ローランド・ブッシュを全力でサポートします。監査役会の全員が、新社長兼CEOとなるローランド・ブッシュの成功を祈っており、ともに手を取り発展を推進していくことを非常に楽しみにしています。」

 

「私は、社長兼CEOに就任したとき、こう公言しました。『次世代がより良い会社を引き継げるようにすることを私は個人的に保証する。これが私の責任であり、これが私の約束です。』 そして、会社を次世代に引き継ぐときが来ました」と、退任するジョー・ケーザー社長兼CEOは述べます。「新生シーメンスAGは技術変革が急速に進む時代にあります。そのため、デジタルテクノロジーに対する造詣が深く、実行力が高い人物が舵取りする必要があります。私にとって、ローランド・ブッシュこそ、その人物です」と、ケーザーは付け加えます。

 

「この役割を、大きな責任感をもって謹んでお受けします。同時に、優れたチームとともにシーメンスの将来を切り拓いていくことをとても楽しみにしています。監査役会の皆さんには、私を信頼していただいていることに大変感謝しています。我々の会社は、いま、チャンスに満ちた10年の出発点に立っています。我々は顧客とともに、産業、インフラ、輸送、そして医療を、デジタル時代へと導き、それによって、何十億という人々の毎日を変えたいのです。明確な戦略的優先課題を追求し、我々はシーメンスを、持続可能な成長を実現する、特定事業に集中したテクノロジー企業へと変容させます」とローランド・ブッシュは述べました。

 

ケーザーの任期中、シーメンスへの投資額は2倍以上に

ジョー・ケーザーは、40年以上にわたりシーメンスに勤務し、この7年間は社長兼CEOとして会社を統率してきました。この期間に、ジョー・ケーザーは会社を土台から再構築し、再生させました。彼の最初の戦略的取組みは、Vision2020でした。この戦略的コンセプトを実行することにより、シーメンスは、競争力を強化し、市場のリーダーに返り咲いたのです。

 

Vision2020+により、ケーザーと彼のチームは、シーメンスのコングロマリットを大胆に解体し、3つの強力で事業を絞り込んだ会社へと再編する戦略を開発しました。現在、シーメンスのエコシステムを構築するのは、シーメンスAG、Siemens Healthineers、そしてシーメンス・エナジーの3社です。これら3社はすべて、各々の市場の要求に集中的に取り組み、変化に迅速に対応していくための最適な能力を備えているため、究極の価値創造を実現する体制ができています。シーメンスAG自体も、いまやこれまでになく事業集中し、適応力のある強力な会社になっています。

 

株主はこの戦略を承認し、その恩恵をダイレクトに受けました。2013年7月から2021年1月25日までの間に、シーメンスAGへの投資額は2倍以上に成長しました。株主総利回りは136パーセントを上回りました。同期間のドイツ株式指数Dax 30の伸びはわずか64パーセントです。さらに、Siemens Healthineersは、株式上場以来280億ユーロから500億ユーロ近くに、シーメンスエナジーも株式上場以来約160億ユーロから240億ユーロに価値が増加しました。ケーザーの任期中、シーメンスは調整後利益(EBITA)率(インダストリービジネス)を大幅に改善し、直近では14.3パーセント(2020年度)となっています。

 

ケーザーは社長兼CEOとして、またブッシュは研究開発に責任を負う管理取締役会のメンバー、および最高サステナビリティ責任者として、デジタルファクトリー、分散化インフラソリューション、鉄道のオートメーションといった今後注力する分野へ集中して投資を行い、長期的に革新していくシーメンスの能力を高めました。2020年度は研究開発に総額46億ユーロを投じていますが、これは2013年比で3分の1の増加です。また、テクノロジー企業のサステナビリティも強化しました。シーメンスは2015年にパリ協定が採択される以前から、2030年までのカーボンニュートラル達成を約した最初の主要な事業会社でした。2014年以降、シーメンスは排出量を54パーセント以上削減しています。

 

Siemens Healthineersによるがん治療の世界的リーディングカンパニーであるバリアンの買収は、がんとの闘いという領域に変革をもたらすものであり、その買収価格は160億米ドルと、会社の歴史において最大規模の買収となりました。

 

シーメンスAGの次なる一章を担う管理取締役会の新たな顔ぶれ

ケーザーの後継者であるブッシュは、とりわけ、テクノロジーへの造詣の深さ、起業家的な成功、そして、チーム主体のアプローチで知られています。ドイツのエルランゲンで生まれたブッシュは、数々の要職を経て国際的な経験を積みました。わけても、シーメンスの戦略部門のトップを務め、また、鉄道システムやビルテクノロジーといった事業、アジアや中東といった市場に対する責任を負い、管理取締役会のメンバーとして貢献してきました。最近では、最高技術責任者を務め、労働部長、最高業務執行責任者、副CEOを歴任しました。

 

ブッシュが統率する新たな経営管理チームは、ラルフ・P・トーマス(最高財務責任者)、ユーディト・ヴィーゼ(最高人事責任者)、セドリック・ナイケ(デジタルインダストリーズ)、マティアス・リベリウス(スマートインフラストラクチャー)から構成されます。

 

本日の年次株主総会で、株主は、とりわけ、2名の新監査役会メンバー、すなわち、エアバス社の最高技術責任者でエアバス執行委員会のメンバーであるグラツィア・ヴィッタディーニ(51)、およびアディダスAGのCEOであるカスパー・ローステッド(58)の選任について決定します。さらに、ジム・ヘージマン・スナベは、本年次株主総会の終結をもって現在の任期終了となるため、さらなる4年間の任期について再選が提案されます。スナベは、その後、監査役会会長再選に立候補します。

 

さらに、年次株主総会では、2020年度の配当について投票を行います。管理取締役会および監査役会は、2020年度の配当を1株当たり3.50ユーロとすることを年次株主総会に提案しています。

 

この金額はシーメンスエナジー株式会社のスピンオフの市場価値を考慮して10%調整されており、2019年度の配当金3.90ユーロと同水準の配当となります。

 

年次株主総会での個別議案についての議決権行使結果の詳細は、www.siemens.com/AGMでご覧いただけます。

 

 

【参考資料】

本資料はシーメンス AG(ドイツ・ミュンヘン)が2021年2月3日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。https://sie.ag/3r99ZnA

 

報道機関からのお問い合わせ

 

シーメンス株式会社 コミュニケーション 今村
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シーメンスAGについて
シーメンスAG
(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業でありつづけています。ビルや分散型エネルギーシステム向けのインテリジェントなインフラストラクチャー、プロセス産業や製造業向けの自動化、デジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。シーメンスはデジタルと現実世界を結びつけることで、お客様と社会に貢献します。鉄道、道路交通のスマートなモビィティー・ソリューションの主要サプライヤーであるモビリティを通じ、シーメンスは旅客および貨物サービスの世界市場の形成をサポートします。さらに上場会社であるSiemens Healthineersの過半数の株式を保有することで、医療技術やデジタル・ヘルスケア・サービスの世界の大手サプライヤーでもあります。また、送電および発電の世界のリーダー企業であり2020年9月28日に株式上場したシーメンスエナジーの過半数未満の株式を保有しています。2020年9月30日に終了した2020年度において、シーメンスグループの売上高は571億ユーロ、純利益は42億ユーロでした。2020年9月30日時点の継続事業における全世界の社員数は29万3000人です。詳しい情報は、http://www.siemens.comにてご覧いただけます。

日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジタル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2020年9月末に終了した2020年度において、日本のシーメンスの売上高は約1582億円、社員数はおよそ2,300人です。詳しい情報は http://www.siemens.com/jp にてご覧いただけます。