SIMATIC S7-1500の洗練された機能・卓越した性能を継承
モーション機能をさらに強化したテクノロジーCPU
シーメンス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:藤田研一、以下シーメンス)デジタルファクトリー事業本部は11月下旬、SIMATIC S7 コントローラの新製品として、モーション機能をさらに強化したSIMATIC S7-1500Tの国内販売を開始しました。
従来、モーション制御は多くの場合工作機械向けコントローラCNCを始めとする専用コントローラで行われていますが、専用コントローラはモーション制御に求められる機能、性能を有しているものの、エンジニアリング操作や製品知識の習得に時間を要していました。この度、シーメンスは世界中で広く使われているSIMATIC PLCのモーション機能を強化し、汎用PLCの操作・習得の容易さからユーザーの設計負担を大きく低減するS7-1500Tシリーズを開発しました。
<新製品の特長>
- S7-1500シリーズの洗練された機能・卓越した性能を継承しつつ、モーション機能をさらに強化したテクノロジーCPU
・従来アドオンであったモーション制御モジュールの機能をCPUモジュールに標準搭載
・電子カム機能に対応
・フライングソーなどの絶対位置を伴う同期制御に対応 - テクノロジーオブジェクトとファンクションブロックを使って簡単に軸移動ロジックを作成
・テクノロジーオブジェクトを使うことで、対象軸の制御タイプを簡単設定
・PLCopen準拠のファンクションブロックを使って、簡単プログラミング
・電子カムエディタで簡単にカム設定
・モーションプログラムを含めた充実の診断機能
- 世界中で広く普及しているドライブ通信プロファイルPROFIdriveを標準搭載
・PROFIdrive対応ドライブを使って簡単に通信設定
・ドライブの状態、制御プログラムの指令状態も確認できる充実の診断機能 - 効率的なエンジニアリング環境
・オートチューニング機能標準
・エンジニアリングツールは、TIAポータルSTEP 7だけで対応可能
・安全制御を統合したコントローラもラインナップ(安全制御にはSTEP 7 Safety Advancedを追加