半導体製造のスマート化を推進

半導体業界の様々なニーズにお応えします
フロントエンドおよびバックエンドの半導体(IC)製造装置向けのハードウェア。業界固有の複雑で高性能な機能に加え、柔軟性および他の制御システムとの高レベルの相互運用性を提供します。グローバルでの実績をベースとした、信頼性のある機器を提供します。質の高いテスト結果と、歩留まり維持のための、品質と生産性の両立を可能にするソリューションで、半導体製造のスマート化を推進します。
半導体工場のニーズ
設備を停止させない信頼性の高い制御が必要シーメンスの強みは、二重化制御のシステムです。 二重化制御システムは、設備の稼働が停止してしまうと多大な損害が生じてしまうような、場所や、現場作業員のいない場所での稼働で使用されることが多く、 半導体のファシリティシステムも2重化を必要とするアプリケーションです。 二重化PLC単体の、「S7-1500 R&H」から、ファシリティ全体をまとめるDCSシステム「PCS7」、さらに、DCシステムを1つのデータベースで管理することにより、COMOSデータベースという物を構築し、工場のデジタルツイン(つまりバーチャル世界上で実際と同じ工場をもつこと)も可能にしました。
シーメンスのDCS PCS7
二重化PLC S7-1500 R/H
高いデータセキュリティを維持しつつ情報収集・活用したいシーメンスのネットワーク製品のコンセプトは、Defense in Depthというコンセプトにより、 外からの侵入を防ぐだけでなく、工場内部のセキュリティも多層化することにより 仮に、内部から攻撃を受けてしまった場合でも、工場内全てへの拡散を防ぎます。 高いセキュリティを確保しつつ、Industrial Edgeによりスマートに情報を収集する これがシーメンスの提供する価値です。
Industrial Edge for IIOT
半導体製造装置メーカーのニーズ
海外の各種規格対応、現地サポートが必要半導体製造装置メーカーが海外展開をする上で、各種規格対応や現地における、充実したサポート体制、リペアサービスなどが必要性です。 このニーズにうまくマッチしているのが、シーメンスの制御機器です。 半導体業界の安全規格SEMI SAFETYや、電源規格のS47などの規格に、スムーズに適合してゆくためのハードウェアのご提供がシーメンスの強みです。
充実したグローバルサポート
ニーズの多様化に伴い、柔軟かつ複雑な制御と統括を行いたいエンドユーザーのニーズが多様化する中で、半導体製造においても多品種小ロット生産の需要が高まってきております。 シーメンスは、製造現場で必要な制御機器を包括的にラインナップしており、これらを一つのTIAプラットフォームで統括することにより、エンジニアリングの効率化を実現しています。 TIA(Totally Integrated Automation)はシーメンスが提案するすべての制御設計に共通の統合プラットフォームを提供するというコンセプトです。
統合エンジニアリングコンセプト TIAポータル
現場やそれを統括する部署に付加価値提案をしたいシーメンスのIndustrial Edgeは、Industrial Edge Management という製造現場全てのデバイス、アプリおよびユーザーを管理するためのオンプレミス制御プレーンを使用しています。 解析、改善を行った制御データ等のアップデート、セキュリティアップデート等のIT管理を一元化して全社標準にします。これにより、高コストな、個別管理の手間を大幅に削減します。 半導体工場では、通常のIOT機器を使用したソリューションの提案が難しい状況もあります。 そんな中でも、付加価値を追加できるオンプレミスソリューションのご提案が可能なプラットフォームです。