十分な実績から将来へ: PROFINET
SIMATIC PCS 7 V9.0は、PROFINETを通信基盤にしています。世界的に主流の産業用イーサネット規格であるPROFINETが、プロセス産業のデジタルトランスフォメーションにおいて重要な役割を果たしています。PROFINETは、リアルタイムで強力なプラント全体をサポートする通信であり、ビッグデータの時代には必要不可欠です。さらに、プロセス関連データのエンドツーエンドの診断やモニタリング、評価が可能となります。PROFINETは、柔軟かつ容易に柔軟なネットワーク構造を作成することもできます。その他の利点: 配線コストの大幅な削減によるプラントライフサイクル全体にわたるコスト削減、および自由に拡張可能な冗長化設計によりエリア毎のプラント可用性の採用が可能になります。
ローカルからグローバルへ: SIMATIC Compact Field Unit(CFU)
フィールドデバイスの統合は、もはや時間のかかる作業ではありません。新しいSIMATIC CFU(Compact Field Unit)により、統合作業がこれまで以上に簡単になりました。この革新的な小型ハードウェアは、接続されたフィールドデバイスを自動的に認識し、プロセス制御システムに統合します。それまで30分もかかったことが1分もかからなくなりました。それはプラグ&プロデュースの大きな利点です。SIMATIC CFUは、デジタルフィールドバスと従来のI/Oを統合し、Ex-Zone 2までのフィールドでの直接使用に適しています。これにより、I/Oシステム全体の設置面積が大幅に削減されます。従来の制御盤は過去の物となり、ケーブルや端子、設計および文書作成コストを大幅に削減できます。また、このデバイスは操作ミスのリスクも減少し、プラントの拡張またはリニューアルが容易になり、ハードウェアFATのコストを削減します。
主要なオールラウンダーからコンパクトなスペシャリストへ: SIMATIC ET 200SP HA
どのような施設でも、スペースは非常に貴重です。そして多くのコストがかかります。これに対するシーメンスの答えがSIMATIC ET 200SP HAです。小型のモジュール型I/O機器であるため、コントロールパネルに空きスペースが生まれ、システムデザイナーやオペレーターに利点を提供します。その拡張性の高い構造により、実際のニーズに正確に合わせて制御盤を拡張できます。また、差し込み式の配線プラグや固定配線により、エンジニアリングや組み立ておよび配線コストを削減できます。SIMATIC ET 200SP HAは、システム全体の設置面積を削減し、制御盤内のI/O等のためのスペースや空調、電力要件などのコストを削減できます。拡張された温度範囲(-40℃~+70℃)やコンフォーマルコーティングにより、SIMATIC ET 200SP HAは悪条件のフィールドでの使用に最適です。その他の利点として、冗長化レイアウトによる実行中の変更や、ヘッドステーションでのモジュール数の増加(12から56)も行えます。