SINEMA Remote Connect:リモートネットワークの管理プラットフォーム

テレサービスやリモートメンテナンスのための簡単なリモートアクセス
SINEMA Remote Connectは、他のネットワークに統合されている遠隔地のプラントや設備にも便利かつセキュアにアクセス可能です。
セキュアなリモートアクセスを確立するのはとても簡単です。 サービス技術者と接続対象機器が別々にSINEMA Remote Connectサーバーに接続し、証明書を交換することで認証を行います。 認証が完了して初めて、設備へのリモートアクセスが許可されます。また、接続に必要なすべてのライセンスとクライアントのソフトウェアは一元的に管理することができます。 REST-APIは、定期的に実行されるタスクの自動化を可能にし、大規模な運用管理を容易にします。
SINEMA Remote Connectへの接続は、モバイル通信、DSL、または既存のプライベートネットワークを介して確立することができます。 シーメンスでは、リモートネットワークに接続するための産業用ルーター「SCALANCE」シリーズもご用意しています。
VPNによるリモートアクセスを簡単に設定可能
SINEMA Remote Connect:サーバーの設定手順
SINEMA Remote Connectサーバーは、VPN経由で遠隔地の設備やプラントにアクセスするための基盤です。 ここでは、わずか数ステップで仮想マシン内にサーバーを設定し、試運転する方法をご紹介します。
SINEMA Remote Connect:クライアントの設定手順
SINEMA Remote Connectクライアントの設定はとても簡単です。 ここでは、その方法をご紹介します。 最初に、スマートグループのコンセプトを設定しておくと便利です。 すべての参加者のコミュニケーション関係やアクセス権を調整し、仕事を円滑に進めることができます。 その後、VPNによるリモートアクセスを実現するために、どのようにユーザーやエンドデバイスを作成するのかを学びましょう。
アプリケーション例
SINEMA Remote Connectを使えば、例えば設備メーカー量産機が同じIPアドレスに設定されている場合でも、簡単にリモート接続することができます。 それを可能にしているのがSINEMA Remote ConnectのNAT機能です。 また、アドレスブック機能を利用すれば任意のマシンをより簡単に接続することができます。 さらにDedicated Device Access機能では、許可されたユーザーのみが、IPアドレスベースで指定された設備にのみアクセス可能という柔軟な権限設定が可能で安心のセキュリティを提供します。
産業用ルーター SCALANCE M
SCALANCE Mのポートフォリオには、有線通信用のルーターだけでなく、モバイルワイヤレスルーターも含まれています。 このルーターは、テレコントロールやテレサービスなど、産業用のリモートアクセスを必要とするさまざまなアプリケーションで利用されています。
ネットワークセキュリティ機器
産業用ファイアウォール SCALANCE Sは、産業用セキュリティのコンセプト「多層防御」をサポートします。 これらはオートメーションネットワークを守り、オフィスやIT環境のセキュリティ構造にシームレスに接続します。
KEY-PLUG SINEMA RC
KEY-PLUGは、設定データの自動バックアップに使用します。 また、SCALANCE S/MのSINEMA Remote Connectへの接続をアクティベートします。