SITOP拡張モジュール - オールラウンドプロテクションのアラカルト

システムの可用性を包括的なオールラウンドプロテクションにまで高めるための拡張モジュール
電源ユニットの品質だけでは、故障のない24Vの供給を保証することはできません。 停電、主電源電圧の極端な変動、または障害のある負荷により、プラントの稼働が停止し、高いコストが発生してしまうおそれがあります。 このような理由で、企業のビジネスにとって重要なプロセスおよびプラントの安定稼働には、通常、追加の対策が必要です。 SITOP拡張モジュールは、一次側および二次側でのさまざまな潜在的な危険から製造ラインを保護します。また、包括的なオールラウンドプロテクションにまでSITOP電源ユニットの柔軟性の拡張を可能にします。
保護の種類 ...
SITOP電源二重化モジュールを使用した電源二重化により故障から保護
2台の電源がSITOP電源二重化モジュールによって分離されるため、一方の電源ユニットの故障が他方のDC 24 V電源に影響を与えません。 SITOP電源二重化モジュールは、給電中の電源ユニットを継続的にモニタリングします。また、SITOP PSE202UおよびRED1200電源二重化モジュールでは、信号接点によって信号が送信され、PLC、PCまたは制御システムによって評価できます。
信頼性を向上させるための電源二重化設計
SITOP電源二重化モジュール経由で2台の電源ユニットを接続して、
故障に対する保護を追加することができます。 一方の電源ユニット
が故障した場合、もう一方が電源機能を自動的に引き継ぎます。
電源ユニット内部で短絡が発生しても、
電源の信頼性が維持されます。 また、
新しいRED1200電源二重化モジュールは
絶縁耐力に優れているため、
最大出力電圧 48 Vまでの電源を分離できます。
SITOP電源二重化モジュールのメリット
- 電源二重化設計による極めて安全なDC電源
- 一方の電源が故障した場合でも信頼性の高い供給
- 48 Vおよび40 Aまでの電源ユニット用のコンパクトな電源二重化モジュール
- 100 VAに制限された24 V/NEC Class 2電源二重化モジュール
- 電源ユニットの並列接続で電流容量を増やす場合やまたは電源ユニットの直列接続で電圧を上げる場合にも使用可能
SITOP電子ブレーカーモジュールによる、DC 24 V負荷回路での選択性と迅速な障害の特定
現代のプラントおよび機械の構造では、すべてのDC 24 V負荷は、堅牢な電気機械負荷か非常に繊細な電子機器かを問わず、単一の共通の安定化スイッチング電源によって供給されます。 1つの負荷で発生した障害によってプラント全体が停止しないように、DC 24 V電源回路は別々の分岐に分割され、選択的に保護すべきです。
小型サーキットブレーカー(MCB)による保護の代わりに、DC 24 V負荷回路の選択的モニタリングを
SITOPセレクティブモジュールは、スイッチング電源専用に設計されています。 このモジュールは、突入電流などの短時間の電流ピークを許容しますが、ケーブル長や太さにかかわらず、高い電気抵抗によって電流が制限されるクリーピング短絡と共に発生した、より長時間の過負荷の電力をオフに切り替えます。 このような場合、小型サーキットブレーカー(MCB)を使用していると、電源が電流を供給できてもサーキットブレーカーがトリップしなかったり、大幅に遅れてトリップしたりします。 電子ブレーカーモジュールは、障害のある負荷回路を確実に切り離すため、障害のないその他の負荷への電源供給は完全に中断なく継続されます。これにより、プラント全体の故障を防ぎます。 影響を受ける出力ーは、LEDによって示されます。 シングルチャンネルの信号オプションにより、出力の遮断状況を個別に特定することもできます。 また、SEL1200およびSEL1400の新しい8チャンネルモジュールには診断インターフェースが装備されており、各出力を包括的に診断するオプションが提供されます。
SITOP電子ブレーカーモジュールのメリット
- 24 V回路での過負荷および短絡に対する保護
- 配線の抵抗に関係なく、信頼性の高いトリッピング
- SEL1200:標準的な保護を提供し、始動時の高い突入電流に対応するスイッチング特性
- SEL1400/PSE200U:電力を制限し、24 Vを安定化することで高い保護要件に対応
- 段階的出力オン機能により、全体的な突入電流を軽減
- 共通信号接点または個々のチャンネルの評価
- SEL1200/1400:8つの出力。出力ごとに電圧、電流、設定閾値の診断と切断の理由(遮断した場合)をPLCに出力可能
- PSE200U:4つの出力に電流測定点(1 V ≙ 1 A)
SITOPバッファーモジュールによる短時間の停電からの保護
繊細な製造領域では、短時間の停電(ブラウンアウト)がほんの一瞬しか続かなかった場合でも、結果的に時間とコストが膨大にかかる場合があります。 SITOPバッファモジュールは、秒単位までの信頼性の高いブリッジングを可能にし、中断のない確実な運用を保証します。
数秒間の停電からの保護
通常、停電はほんの一瞬しか続きませんが、その一瞬のために時間とコストのかかる損害が発生することがあります。 SITOPの電源装置と組み合わせて使用し、短時間の電圧降下をキャパシターでブリッジするバッファーモジュールです。
電源障害は、負荷電流とバッファーモジュールの数によって、秒単位まで簡単にブリッジすることができます。
SITOPバッファーモジュールのメリット
- 秒レンジまでのば停電に対する経済的な保護機能
- 電力需要が一時的に増大した場合の電源ユニットのサポート
- 最大40 Aの高い負荷電流
- 2本の配線のみで電源ユニットに接続
長時間の停電からの保護用...
SITOP突入電流リミッターによる、信頼性の高い突入電流軽減
モーター、トランス、コンバーターおよびその他の機器の始動による高い突入電流は、保護デバイスをトリップさせたり、摩耗を増加させたり、繊細な機器を損傷させたりする可能性があります。 このような場合に、SITOP突入電流リミッターは電源およびすべての接続された電気抵抗の保護を確実に行います。
SITOP突入電流リミッターのメリット
- 突入電流の軽減により、リレーなどの電流に繊細な機器の耐用年数を最長化
- わずか18 mmという極小デザインによる、省スペース
- 階段状の形状のため、LOGO!モジュールやサブ配電盤に最適
- DINレール、壁または他のさまざまな場所への柔軟な取り付け
- 最大のプラント構成が可能
- -40℃~+70℃の温度範囲のため、さまざまな用途に対応