製品・システムに関するFAQ ― SIMATICコントローラー(ソフトウェア製品)
弊社に多く寄せられる製品・システムに関する質問とその回答をご覧いただけます。 ご不明な点がございましたら、お問い合わせの前にまず、ご覧ください。 メール・お電話によるお問い合わせは、 こちらをご覧ください。
ソフトウェア製品
アップグレードライセンスは、 Automation license manager (ALM)を使用してアップグレードすることができます。アップグレード手順は、 ライセンスアップグレード手順を参照してください。
※ ALMはそれぞれのソフトのインストーラに同梱されている無料ツールです。
ソフトウェアライセンスは、 Automation license manager (ALM)を使用してご使用のPCのハードディスクに格納することにより、ライセンスが有効になります。ライセンスの移動方法は、 ソフトウェアライセンスの移動方法を参照してください。
※ ALMは、それぞれのソフトのインストーラに同梱されている無料ツールです。
STEP7 V5.5が動作可能なOSは、Windows 7(32bit, 64bit)までとなります。
Windows 8は動作保証の対象外になります。
動作環境についての詳細は こちらをご覧ください。
なお、STEP7 V13はWindows 8に対応しています。
STEP7 Ver.5.*のHardware catalog(型式リスト)には、後から発売された製品型式が登録されていないため表示・選択ができません。この場合、最新の Hardware Support Packages(略称HSP)をダウンロードして、そのZIPファイルを解凍した状態で HSPインストール方法(英語)の手順1~7に沿って、SIMATIC Managerのメニュー:Options > Install hardware updatesから型式を登録することで、STEP7で表示・選択できるようになります。
TIAポータル(STEP7 V11以降)のHardware catalog(型式リスト)には、あとから発売された製品型式が登録されていないため表示・選択ができません。この場合、 TIA Portal V11以降のHardware Support Packages (略称HSP)をダウンロードして、そのZIPファイルを解凍した状態で HSPインストール方法(英語)の手順1~8に沿って、TIAポータルのプロジェクトビュー:オプション> サポートパッケージ> 詳細情報の"サポートパッケージインストール"で型式を登録することで、TIAポータル(STEP7 V11以降)で表示・選択できるようになります。TIAポータルV13SP1以降から TIAアップデータを使用して最新のサポートパッケージをダウンロードインストールすることができます。手順は こちらを参照してください
STEP7 - Classic
下記の3つのウィルスソフトに対する適合が公表されています。
・Symantec AntiVirus
・Trend Micro
・McAfee VirusScan
以下のリンクは、SIMATIC STEP 7 virus scanners compatibility リストです。
http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/37208360
STEP7 V5.6からWindiws10に対応しています。
下記のWindows10に対応しています。
•MS Windows 7 Ultimate, Professional and Enterprise (64-bit), with SP1
•MS Windows 10 Pro and Enterprise (64-bit)
•MS Windows Server 2008 R2 (64-bit) with SP1 (Standard Edition as work station computer)
•MS Windows Server 2012 R2 (64-bit) (Standard Edition as work station computer)
•MS Windows Server 2016 (64-bit) (Standard Edition as work station computer)
下記の3つのウィルスソフトに対する適合が公表されています。
・Symantec AntiVirus
・Trend Micro
・McAfee VirusScan
参考
SIMATIC STEP 7 virus scanners compatibilityリスト
STEP7V5.5SP2日本語版は、下記OSをサポートしています。
Windows XP Professional 日本語版 SP3 (32ビット)
Windows XP Professional MUIパック SP3 (32ビット)
Windows 7 Professional 日本語版 (32ビット/64ビット)
Windows 7 Ultimate (32ビット/64ビット)
ただし、Windows7のXPモードはサポートしていません。
注意:
・STEP7日本語版DVDでは、日本語と英語が提供されています。
・STEP7英語版が既にインストールされているPCにSTEP7日本語をインストールする場合、一旦STEP7関連のソフトウェアをアンインストールする必要があります。
・英語版オプションパッケージは、STEP7を英語表示にした環境で使用可能です(日本語表示からはサポート外)。
・5言語版STEP7と日本語版STEP7のライセンスは同じものになります。
・日本語版インストールのときは、日本語版と英語版の両方をインストールしてください。オプションソフトの使用時などで英語表記にする必要がある場合があります。
・2012年10月現在、日本語版STEP7のインストールDVD内のReadmeのインストール可能なOSの記載は間違っていますので、ご注意ください。
参考
STEP 7 V5.5 incl. SP2 Japanese Released for Delivery
以下のリンクをご参照ください。
http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/6002243
Windows XP SP3まで対応しています。
SIMATIC関連ソフトウェアの適合O/Sについては、下記を参照してください。
http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/22645302
(開いた画面下の STEP7_Compatibility_en.pdfのアイコンをクリックしてください。SIMATIC関連ソフトウェア毎のインストール可能なO/Sのリストが表示されます)
Windowsの暗号化コンポーネントの挙動が原因で本現象が発生した可能性があります。
今まで見れていなかったライセンスが突然見れなくなった場合、以下設定をご確認頂き、続いて記載した操作を実施してください。
尚、下記操作にて削除するファイルについては削除する前に必ずバックアップフォルダーを任意の箇所に作成し、バックアップをとっておいてください。
【Windows XPの場合】
・隠しファイルの表示設定
エクスプローラーを開く⇒メニューのツール⇒フォルダーオプション...⇒表示タブ⇒"すべてのファイルとフォルダーを表示する"にチェックしてOK
1.Automation License Managerのサービスの停止
Windowsスタートメニュー⇒コントロールパネル⇒管理ツール⇒サービス⇒Automation License Manager Serviceを停止
2.以下のパスにある”MachineKeys”フォルダー内のすべてのファイルの削除
C\document and settings\All users\application data\Microsoft\Crypto\DSS\MachineKeys
C\document and settings\All users\application data\Microsoft\Crypto\RSA\MachineKeys
3.Automation License Managerのサービスの開始
Windowsスタートメニュー⇒コントロールパネル⇒管理ツール⇒サービス⇒Automation License Manager Serviceを開始
【Windows 7の場合】
・隠しファイルの表示設定
エクスプローラーを開く⇒メニューの整理⇒フォルダーと検索のオプション⇒表示タブ⇒"隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する"にチェックしてOK
1.Automation License Managerのサービスの停止
Windowsスタートメニュー⇒コントロールパネル⇒管理ツール⇒サービス⇒Automation License Manager Serviceを停止
2.以下のパスにある”MachineKeys”フォルダー内のすべてのファイルの削除
C\users\all users\microsoft\crypto\DSS\MachineKeys
C\users\all users\microsoft\crypto\RSA\MachineKeys
3.Automation License Managerのサービスの開始
Windowsスタートメニュー⇒コントロールパネル⇒管理ツール⇒サービス⇒Automation License Manager Serviceを開始
ライセンスの復旧はお客様自身でできますので、参照リンク先の手順に従って復旧を行って下さい。
日本語による復旧依頼をご希望の場合は、シーメンス株式会社 カスタマーサービス部にて有償サービスにて実施しています。
参考
ソフトウェアのライセンス復旧サービスの導入ついて
STEP7上で表示されるエラーのリストを下記リンクからダウンロードしていただき、エラーコードを元に原因及び対策のご確認をお願い致します。
参考
What is the meaning of the error codes (xxxx:yyyy) in STEP 7?
参考図1
旧PC アダプターからの追加/変更機能
・USBからの電源供給
・デバイス診断機能付
・最大16コネクション、
・ルーティングに対応
6GK1571-0BA00-0AA0 / PC ADAPTER USB A2
本体の他に、USBケーブル5mおよびMPIケーブル0.3mも含まれます。
詳細は下記、リンクから、マニュアルをご参照ください。
SIMATIC PG/PC - PROFIBUS PC Adapter USB A2 Operating Instructions
"Exit Code 8"につきましては、プロジェクトのデータ構造に問題がある状態となりますので、STEP7 SIMATIC Managerの"File>Save as."と進み"With reorganization(slow)"にチェックを入れて保存して下さい。一度この作業をすると、次回は通常通りにアーカイブすることが可能です。
参考
What remedies are available when it is not possible to archive or retrieve STEP 7 projects?
ソフトウェアのアップデートでSP(サービスパック)に関しましては、無償で行えます。現行のSTEP7 V5.5英語版の最新バージョンはSTEP7 V5.5SP4になります。
参照リンク先よりダウンロードできます。ダウンロード後に解凍して”setup.exe”を実行するとウィザードが始まりますので、それに従って進めて下さい。
参考
Service Pack 4 for STEP 7 V5.5 and STEP 7 Professional 2010
ローカルデータスタックの容量制限はFC等のブロック単位の制限と、プライオリティクラス毎(OB毎)の制限がありますので両方の制限内である必要があります。具体的な容量についてはCPUの仕様を参照下さい。
参考
SIMATIC S7-300 CPU 31xC および CPU 31x: 技術仕様
STEP7 Classicの英語版、日本語版とも最新のバージョンはV5.6になります。
V5.6(英語版)のトライアル版は参照リンク先よりダウンロードできます。
参考
Where do you procure the current trial software for STEP 7 V5.6?
S7PLC内蔵ポートを使用する際は通信コネクション設定用の関数に専用パラメーターが設定されたDBが必要です。
このTCP/IP通信設定ツールはあらかじめパラメーター設定されたDBを作成することのできるUDTを生成することができるツールです。
下記リンク先よりダウンロードできます。
Wizard for creating connection data for open TCP/IP communication (Open Communication Wizard).
S7CPUのユーザーウェブページの作成方法、サンプルは下記リンク先からダウンロードできます。
Visualization with user-defined web pages on SIMATIC CPUs with PROFINET interface
この状況を変更することができます。
SIMATIC Managerに表示されるプロジェクト名をクリックして、右クリックしてOpject Propatiesを実行すると、下記プロパティ画面が表示されます。
この画面の "Can be opened under any Windos language settings"のチェックを入れることによって、Windowsの言語に関わらずプロジェクトを開くことができる様になります。これはプロジェクト毎の設定となります。
もし、日本語以外のWindows上で作成したプロジェクトが、日本語のWindows上で開かない場合、次の操作で開くことが可能となります。
① ウィンドウズエクスプローラで、該当プロジェクトのフォルダを開きます。
② そのフォルダ内のの"General"というフォルダ内に"Language"(識別子なし)というファイルがあります。このファイルを削除してください。
③ SIMATIC Managerのメニュー(アイコン)より "Open Project"を実行して、Browseボタンで該当プロジェクトを検索して開くことができます。
一般的に、海外のユーザーにプロジェクトを送るときは、このチェックは入っていた方がいいと思います。
ただし、コメント等は文字化けすることになります。例えば、プロジェクト内の日本語コメントは英語Windows上では正しく表示されません。コメントはあらかじめ送信相手の言語で入力しておく必要があります。
Languegeファイルは、必要に応じて生成されますので、削除しても心配はいりません。
STEP 7 V5.x (STEP7 Classic)のブロックを暗号化する場合、(1)ノウハウプロテクト、(2)ブロックプライバシーの2つの方法があります。
ノウハウプロテクトの場合は、まずプログラムのソースコードを作成し、そのソースファイルが暗号化を解除するための鍵となります。ブロックプライバシーはSTEP7 V5.5から有効な機能で、パスワードをユーザ側で設定いただき、それが暗号化解除の鍵となります。暗号化に当たってはもしソースファイルをなくした場合、もしくはパスワードを忘れた場合はそのブロックは再度開くことができなくなります。そうなってしまった場合は弊社にお問い合わせいただいても、その暗号化を解除することはできませんので、暗号化を行う場合は自己責任で行っていただきますようお願い致します。
実際の暗号化手順については下記リンクを参照下さい。
What are the block protection facilities available in STEP 7 to protect the the know-how of your blocks?
※サイトにも案内がありますが、暗号化にあたり下記チェックボックスを外したまま暗号化を行ってしまうと、永久に解除できない状態となってしまいますのでご注意ください。KNOW_HOW_PROTECT (SCL/ GRAPH)
参考
KNOW_HOW_PROTECT (LAD/FBD/STL)
S7 Block Privacy
下記、PDFの方法で、管理者権限とは別に「Siemens TIA Engineer」グループの権限をユーザーに設定する必要があります。
参考図
使用するブロックは”Port config”、”Send_P2P”、”Receive P2P”のブロックを使用します。
それぞれのブロックの詳細の設定については、マニュアルを確認して下さい。
参考
PtP communication instructions used on distributed I/O of an S7-300/400
可能です。Profinetの場合は各パラメーターを下記のように設定してください。
・SZL_ID:W#16#294
・INDEX:ProfinetネットワークのIO system no(デフォルトでは100=W#16#64)
・DR:258Byte分のデータ領域
なおDRの内容は下記の通りです。
・先頭から1WORD:INDEXパラメーターの値と同じもの
・2Byte目から2048BIT:ProfinetIOデバイスの各ノードの生存状態
(HWコンフィグ上のDevice numberが、各ビット番号になります)
参考
How do you find out the status of the stations of a DP master system or of a PROFINET IO system?
Modbus RTU使用の際はドングルライセンス(ローダブルドライバ)が必要になります。型式につきましては下記リンクを参照下さい。
Which hardware and software components do you need to establish communication between SIMATIC S7 stations and third-party devices using the MODBUS RTU protocol?
S7-300シリーズで、Modbus TCPで通信させる場合、別途オプションソフト(ライセンス)が必要になります。また、PLCのオンボードのETHERNETポートを使う場合とCPモジュールを使う場合で型式が異なり、型式はそれぞれ以下になります。
・PLCのオンボードのETHERNETポートを使う場合
Modbus/TCP PN CPU:6AV6676-6MB20-3AX0
・CPモジュールを使う場合
Modbus/TCP CP: 2XV9450-1MB00
参考
How do you establish a Modbus/TCP communication from a SIMATIC S7-300/S7-400 and where can you find further information?
Report System Errorの機能はSTEP7 ClassicとWinCC V14(TIA Portal環境)間でも、WinCC flexibleの場合と同様に対応しています。
S7-300 (STEP7 V5.5)とComfort Panel(TIA Portal)を接続される場合は、TIA Portal側でProxy PLCを作成してください。HMIのアラームビューではRSEのメッセージはアラームクラス:Alarm-highで表示されます。
Proxy PLCの作成方法については、下記のリンク先を参照して下さい。
Combined configuration with WinCC (TIA Portal) and STEP 7 V5.x
SQL Serverへデータを送信する方法として、
①FTP通信で送信(CP343-1Advancedが必要)
②S7通信/OPC通信で送信(SimaticNet:Hardnet S7-IEが必要)
③Industrial Data Bridgeを使う
があります。
①の例;
CPUオンボートがFTP通信をサポートしていないので、CP343-1 Advancedが必要です。
具体的な例は、下記URLを参照ください。
https://support.industry.siemens.com/cs/jp/en/view/21605954
また、SQL Serverへは、FTP通信をサポートしたFTP 接続マネージャーが必要です。詳細は、下記URLを参照ください。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms141015.aspx
②の例;
CPU319-3PNとS7通信でデータを取得するアプリケーションを作成し、SQL Server側のアプリケーションへOPC通信でデータを送信する。
③の例;
Industrial Data Bridgeは、単体でS7通信データを受け取り、SQL Serverへデータ送信が可能です。下記URLのExample 2を参照ください。
https://support.industry.siemens.com/cs/jp/en/view/109483465
DBのアドレスは、
a) OPN命令を使う記述
OPN DB10
A DBX0.0
b) OPN命令を使わない記述
A DB10.DBX0.0
の二つの方法があります。
この二つの方法には、次の様な違いがあります。
- OPN命令を使用する場合は、DB番号とDBBアドレスが別々の命令で実行されるため、プログラム上でシンボルでの記述ができません。またクロスリファレンスでの検索が行えません。その為、プログラムの可読性が下がります。
- OPN命令を使用しない場合(DB10.DBX0.0など)、実行の度に内部的にはOPN命令もセットで実行されます。その為、多用するとサイクルタイムが長くなります。
実行時間はPLC機種により異なりますが、実行一回につき1~3μsecの処理時間がかかります。
・FB65:TCON
接続相手との通信を確立する為に実行します。
通信確立後は、CPUがSTOPまたはFB66(TDISCON)が実行されるまで
接続状態を維持します。断線等により接続が切れた場合も、復旧時に自動的に通信を確立しますので再度実行する必要はありません。
接続に必要なパラメーターはUDT65(TCON_PAR)で定義します。
UDT65の内容に関しては下記図面をご参照ください。
・FB66:TDISCON
FB65(TCON)で確立した通信を切断する。
・FB63:TSEND
TCONで通信を確立した接続相手に対してデータを送信する。
・FB64:TRCV
TCONで通信を確立した接続相手からデータを受信する。
Modbus TCPをCPUポートで使用する際には通信確立の為のFBが必要です。
下記リンク先からダウンロードできるツールにてモドバスのパラメーターが設定されるブロック(UDT)を作成できます。
Wizard for creating connection data for Modbus/TCP communication (Modbus/TCP Wizard)
LAD/FBDプログラミングの場合、引数の型をチェックする設定があり、STEP7の初期設定では引数の型はシステムがチェックしています。
例えばInt型の加算命令であるADD_I命令の引数にWord型の変数を入力した場合、入力アドレスが赤く表示され文法エラーと認識されます。
LAD/FBD/STLエディタ画面のメインメニューより "Option"→"Customize"を実行して表示されるボックスより、"LAD/FBD"タブの中の"Type Check of Address"のチェックを外すことで、システムは型チェックを行わなくなります(添付資料参照)。つまり、ADD_I命令にWord型のアドレスも入力できる様になります。
"Type Check of Address"チェックを外した状態でプログラム入力したものを、チェックの入った状態のエディタで開くと、部分的にSTL表示されることがあります。これは、システムが引数の型をチェックして型が正しくないネットワークをLADではなくSTL表示することが理由です。
この場合、このチェックを外して再度ブロックを開くとLADで表示されます。
チェックを外した状態でLADプログラムを行う場合、型の問題が発生しないことはプログラマが認識する必要があります。例えば、DInt型を扱うADD_D命令にINT型を割り当て、その値が-1(16進FFFF)をとなる場合、システムは DInt型として処理しますので 65535(16進0000FFFF) として扱いますので、間違った演算となります。
LAD/FBDプログラミングの場合、引数の型をチェックする設定があり、STEP7の初期設定では引数の型はシステムがチェックしています。
例えばInt型の加算命令であるADD_I命令の引数にWord型の変数を入力した場合、入力アドレスが赤く表示され文法エラーと認識されます。
LAD/FBD/STLエディター画面のメインメニューより "Option"→"Customize"を実行して表示されるボックスより、"LAD/FBD"タブの中の"Type Check of Address"のチェックを外すことで、システムは型チェックを行わなくなります(添付資料参照)。つまり、ADD_I命令にWord型のアドレスも入力できる様になります。
"Type Check of Address"チェックを外した状態でプログラム入力したものを、チェックの入った状態のエディターで開くと、部分的にSTL表示されることがあります。これは、システムが引数の型をチェックして型が正しくないネットワークをLADではなくSTL表示することが理由です。
この場合、このチェックを外して再度ブロックを開くとLADで表示されます。
チェックを外した状態でLADプログラムを行う場合、型の問題が発生しないことはプログラマーが認識する必要があります。例えば、DInt型を扱うADD_D命令にINT型を割り当て、その値が-1(16進FFFF)をとなる場合、システムは DInt型として処理しますので 65535(16進0000FFFF) として扱いますので、間違った演算となります。
なお、MMC内の現在値は、次の状況で書き込まれます。
a) STEP7よりDBをダウンロードしたとき
STEP7プロジェクトのDBの現在値がMMCに転送されます。
b) STEP7のメニューで"Copy RAM to ROM"を実行したとき
CPUのRAMに記録されているDBの現在値がMMCに転送されます。この操作はCPUがストップしているときに行えます。
参考
SFC83の使用方法
アップグレードライセンスの適用条件が、V5.3からV5.5となっているため、V5.1から直接アップグレードはできません。
参考
Sales and delivery release for SIMATIC STEP 7 V5.6
STEP7 Classic(V5.5, V5.4), WinCC V7, WinCC flexible 2008のプロジェクトをTIA portal V12用プロジェクトにマイグレーションすることができるかどうかをチェックできるツールです。
ツールは以下リンク先よりダウンロードできます。
http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/60162195?Datakey=47071380