SIMATIC WinCC OA UI

モバイル向けのSIMATIC WinCC OA UIアプリを使用すると、お使いのスマートフォンから プラントを簡単にモニターおよび制御できるようになります。
SIMATIC WinCC Open Architecture SCADAシステムのユーザーは、日々の業務が簡単になります。モバイル向けのSIMATIC WinCC OA UIアプリを使用すると、お使いのスマートフォンからプラントを簡単にモニターおよび制御できるようになります。
SIMATIC WinCC OA UIアプリが、App Storeから無料でダウンロードできます。言語はドイツ語と英語が用意されています。
- 普段使用している操作ステーションと同様にプラントを表示
- フィルターおよびソートオプション付きの完全なアラーム画面
- データの圧縮および更新が可能な単一値のトレンディング
- 個別に定義された値およびコマンドのリストによってプラントを監視
- 定義されたプラントの場所と、プラントごとにフィルタリングされたアラームを表示するマップ
- WinCC OAによるプラントの構成を簡単に再利用でき、構成を追加することなくアプリ内で簡単に表示が可能
利点
- インストールが簡単
ストアからアプリをダウンロード(iOSの場合はAppleのApp Store、Androidの場合はGoogle Play Store)
すぐに使用可能
市場投入時間を短縮
メンテナンスフリー - どこからでも常時オンラインアクセスが可能
- SSL暗号化を使用したセキュリティで保護された通信
機能
- WinCC OAサーバー経由でプロジェクトデータを自動配信
統合エンジニアリング
プログラミング不要 - WinCC OAサーバーでデバイスを管理し、モバイルデバイスを登録および有効化
- 複数のモバイルデバイスの幅と高さをオプションのデバイスクラスに定義および割り当て可能
パネルを基準にして使用可能なデバイスを表示および管理
定義済みのデバイスクラスの寸法をGEDI内に表示(テンプレートを使用) - DPIに応じた自動スケーリング
詳細情報が記載されたプレゼン資料(.pdf)
デモアプリケーション
サポートされているモバイルデバイスのオペレーティングシステム
- iOS 9以降
- Android KitKat 5.1以降
セキュアなデータ転送
可用性
iOS 9を搭載したiOSデバイス向けのMobile UIはiTunes App Store®から、Android KitKat 5.1を搭載したAndroidデバイス向けはGoogle Play Store®から取得できます。
WinCC OA BACnet
オートメーション構築時のコストを削減し、効率性を向上
概要
ベンダー非依存かつオブジェクト指向。オートメーション通信プロトコルBACnetおよびSCADAシステムSIMATIC WinCC Open Architectureで共通のファクターを使用しています。WinCC OA BACnetパッケージによって、制御システムと上位のSCADAシステムの構築を統合します。オートメーションレベルに直接アクセスできるWinCC OA BACnetは、大規模な施設や分散した施設、またはその両方を管理するための理想的なソリューションです。
すべてのシステムを一元的に操作し、統合することは、施設および資産管理における効率性やエネルギー消費要求を満たすための重要な要件です。 シーメンスは、ネイティブなBMSソリューションであるWinCC OA BACnetを開発することで、こういったさまざまな要件や要求を解決します。WinCC OA BACnetはBACnetオブジェクトを数の上限なく使用できるように設計されており、プラント、空港、大学、病院、展示会などの複雑なプロジェクトに特に適しています。
さらに、WinCC OA BACnet はWindowsでもLinuxでも使用できます。
アイランド型のソリューションと比較して、SIMATIC WinCC Open ArchitectureとBACnetのシームレスな互換性がこのツールの大きな利点です。オートメーションレベルのネットワークに接続されたWinCC OA BACnetは、WinCC OA BACnetブラウザーによってネットワーク内に存在するすべてのBACnetオブジェクトを認識し、これらのオブジェクトをSIMATIC WinCC Open Architecture内に自動的に作成します。つまり、迅速かつ効率的なエンジニアリングツールキットを使用して、システム内に存在する1つのデータをオンライン、オフライン、または両方が混在する操作でも効率的に処理できます。
バージョン管理機能を搭載したWinCC OA BACnet EDEインポーターでは、BACnetからのオンラインデータインポートが可能です。さらに、WinCC OA BACnetを使用することで、個々のデバイスプロファイル間で機能が異なっていても、SIMATIC WinCC Open Architecture内においてアプリケーションレベルで同じように使用できます。WinCC OA BACnetは、データ共有、スケジュール作成、デバイスやネットワークの管理、およびアラームやイベントの通知といったBACnetサービスの多くをサポートしています。オプションでトレンディングも使用可能です。
WinCC OA BACnetはBACnetのビジョンを実現するだけでなく、従来のSCADAアプローチと比較して、より高度な機能および効率的なエンジニアリングを可能にします。
セキュリティ情報
プラントや機械の安全な操作を確実なものにするには、適切な予防措置(セル保護コンセプトなど)を実施し、オートメーションおよびドライブコンポーネントをプラントまたは機械全体を対象とした全体的かつ最新の産業セキュリティコンセプトに統合することも必要です。使用されている可能性があるサードパーティ製品についても同様に考慮する必要があります。
次のWebサイトに詳細情報が掲載されています: http://www.siemens.com/industrialsecurity
WinCC OA CommCenter
概要
The WinCC OA CommCenterは、革新的なアラーム管理、アラームのリモート転送、および通信を実現します。Communication Centerは、SMSや電子メールにも対応しています。
WinCC OA CommCenterの特長:
- アラートに関する迅速かつ信頼性の高い情報
- 状態に関する包括的な記録
- 既存システムへの統合
- 制御室との双方向通信
- アラートの確認応答
- シンプルな構成および操作
- 統合された作業計画およびオンコールサービスマネジメント
- WinCC Open Architectureへの完全統合により、ツールの追加が不要
特長
- オンコールサービスマネジメントチームへのアラームの転送
- 複数の転送方法
- ショートメッセージ(SMS)
- 電子メール
- 受信確認
- オンコールサービス計画
- アクティブアラームステータス要求
- サイクリックな情報
- 設定作業が簡単
セキュリティ情報
プラントや機械の安全な操作を確実なものにするには、適切な予防措置(セル保護コンセプトなど)を実施し、オートメーションおよびドライブコンポーネントをプラントまたは機械全体を対象とした全体的かつ最新の産業セキュリティコンセプトに統合することも必要です。使用されている可能性があるサードパーティ製品についても同様に考慮する必要があります。
次のWebサイトに詳細情報が掲載されています: http://www.siemens.com/industrialsecurity
WinCC OA GIS Viewer
概要
GIS Viewerを使用すると、分散型システム内のSIMATIC WinCC Open Architectureオブジェクトをマップ上に表示できます。この機能は、特に上下水道、交通、石油およびガス、またはエネルギー分野といった地理的に分散したシステムに対して非常に多くの利点をもたらします。
GIS Viewerを使用することで、広範囲に分散したプラントをマップ上で地理的に簡単に可視化できます。個々の地理上の領域は、自動または手動でデバイスレベルまでズームダウンして詳細にモニターできます。システムコンポーネントが警告またはアラーム状態となった場合は、該当するマップ上で色、形状、記号、または文字で示されるため、障害箇所を迅速かつ正確に把握できます。このソリューションでは、地図情報とプラントの実際のステータス信号を組み合わせることで、情報の価値がより高まります。静的なマップフレームよりも動的なマップマテリアルを使用することで、より効率的なプロジェクト設計が可能になります。
SIMATIC WinCC Open Architectureオブジェクトは、使用データとマップによってレイヤー内に表示されます。レイヤーはいくつでも定義可能です。データおよびマップは、多くのベンダーが提供しています(ESRI - Environmental Systems Research Instituteなど)。GIS Viewerでは、発生しそうなアラームや警告を自動的にズームしたり、あらゆるユーザーインターフェース、アラーム、およびイベント画面に簡単にアクセスしたりすることが可能です。GIS Viewerは関連するアラームと直接リンクされるため、SCADAアプリケーションに完璧に統合できます。
セキュリティ情報
プラントや機械の安全な操作を確実なものにするには、適切な予防措置(セル保護コンセプトなど)を実施し、オートメーションおよびドライブコンポーネントをプラントまたは機械全体を対象とした全体的かつ最新の産業セキュリティコンセプトに統合することも必要です。使用されている可能性があるサードパーティ製品についても同様に考慮する必要があります。
次のWebサイトに詳細情報が掲載されています: http://www.siemens.com/industrialsecurity
WinCC OA Mobile UI
概要
グローバリゼーションやモビリティの高まりにより、いつでもどこからでもプラントの情報にモバイルアクセスが可能な、ワールドワイドなアプリケーションのシステムが必要となっています。
SIMATIC WinCC Open Architectureのモバイルユーザーインターフェースは、通常のクライアントと同一の機能を備えたiOSおよびAndroidデバイス向けモバイルクライアントです。オプションのデバイスクラスで複数のディスプレイの幅、高さ、および向きを定義することで、モバイルデバイスでの最適な表示が保証されます。
モバイルデバイスは、WinCC OAサーバーで管理されます。プロジェクトデータはWinCC OAサーバーによって自動的に配信されるため、プログラミングを必要とせずにエンジニアリングを完全統合できます。Mobile UIではセキュリティで保護された通信を保証するため、SSL暗号化を使用した通信も可能です。インストールはとても簡単: 各ストアからアプリをダウンロードするだけで、すぐに使用できます。
利点
インストールが簡単
- ストアからアプリをダウンロード(iOSの場合はAppleのApp Store、Androidの場合はGoogle Play Store)
- すぐに使用可能
- 市場投入時間を短縮
- メンテナンスフリーどこからでも常時オンラインアクセス
SSL暗号化を使用したセキュリティで保護された通信
機能
WinCC OAサーバーによるプロジェクトデータの自動配信
- 統合エンジニアリング
- プログラミング不要WinCC OAサーバーでデバイスを管理し、モバイルデバイスを登録および有効化
複数のモバイルデバイスの幅と高さをオプションのデバイスクラスに定義および割り当て可能
- パネルを基準にして使用可能なデバイスを表示および管理
- 定義済みのデバイスクラスの寸法をGEDI内に表示(テンプレートを使用)DPIに応じた自動スケーリング
デモアプリケーション
ユーザーはデモアプリケーションを使用して、アプリを素早く簡単に始められます。
デモアプリケーションは、シーメンスのポータルからダウンロードできます。
サポートされているモバイルデバイスのオペレーティングシステム
iOS 9以降
Android KitKat 5.1以降
セキュアなデータ転送
Mobile UIはSSL暗号化通信を行います。
可用性
iOS 9を搭載したiOSデバイス向けのMobile UIはiTunes App Store®から、Android KitKat 5.1を搭載したAndroidデバイス向けはGoogle Play Store®から取得できます。
セキュリティ情報
プラントや機械の安全な操作を確実なものにするには、適切な予防措置(セル保護コンセプトなど)を実施し、オートメーションおよびドライブコンポーネントをプラントまたは機械全体を対象とした全体的かつ最新の産業セキュリティコンセプトに統合することも必要です。使用されている可能性があるサードパーティ製品についても同様に考慮する必要があります。
次のWebサイトに詳細情報が掲載されています: http://www.siemens.com/industrialsecurity
SIMATIC WinCC OA OPERATOR
概要
モバイルアプリSIMATIC WinCC OA OPERATORを使用すると、お使いのスマートフォンやタブレットからシステムを簡単にモニターおよび制御できます。SIMATIC WinCC OA OPERATORには、プロセスデータ、システムの可用性およびステータスが表示されます。オペレーターはシステムに常時オンラインアクセスできるだけでなく、即時アラート機能によってすぐに対応が可能です。これによって、貴重な時間が節約でき、全体的なシステムの可用性が向上します。
機能
主な機能の概要
- ウィジェット、最新のアラーム、および2つの重要なプロジェクト値が表示されるホーム画面
フィルターおよびソートオプション付きのアラーム画面
単一値(圧縮値も可)のトレンディング
値およびコマンド表示用の自己定義グループのリスト
アラームフィルター機能の付いた、複数のプラント/施設の場所を示すマップ
他のユーザーに直接連絡を取るための電話帳機能
シンプルかつ直感的な操作
ユーザーがシステムを簡単かつ直感的にモニターおよび制御できるように、アプリの開発全体を通してユーザビリティが重視されています。
このアプリは5つの要素で構成されています:
全般的な概要を表示するホーム画面には、2つの重要なプロセス値と最新のアラートが表示されます。また、最大で40のウィジェットも表示可能です。ウィジェットにはプロセス値や、WinCC OAシステムおよびユーザーに関するステータス情報を含めることができます。iPadバージョンでは、非常に便利なアラームラインがホーム画面に追加されています。
アラート画面では、ユーザーの認証ステータスに応じた確認済み、および未確認のアラートが表示され、この画面上で確認応答できます。また、ソートおよびフィルター機能により、システム全体のデータの明確な概要表示が可能です。
値のグループには、各グループのすべてのデータポイントエレメントが表示されます。各グループの詳細画面には、データポイントエレメント、タイムスタンプ、およびトレンドが表示されます。モバイルデバイスを回転させると、トレンドを横方向に表示できます。ユーザーは複数の時間範囲を切り替えたり、時間範囲をズームインしたりすることが可能です。
コマンドグループのセクションでは、適切な権限を持ったユーザーは値を変更することが可能です。
場所のセクションには、システム全体での設置場所を示す見やすいマップ、および各場所のアラート数が表示されます。
各場所の詳細画面には、精製画像を使用した正確な場所、アラーム数、場所の説明だけでなく、各場所のアラート、値、およびコマンドグループも表示されます。
画面
使いやすいアプリ設定ウィザード
シーメンスは、アプリとそのコンテンツを素早く簡単に設定するための特別なウィザードを開発しました。ドラッグ&ドロップをサポートしており、ユーザーは選択されたデータポイントエレメントを画面に転送して、好みの表示モードを設定できます。最大で40のデータグループを設定できます。各データグループには、40のデータポイントエレメントを表示できます。つまり、SIMATIC WinCC OA OPERATORを使用することで、ユーザーは合計1,600のデータポイントエレメントをモニターおよび制御できます。
セキュアなデータ転送
本アプリの開発においては、セキュリティも重視されました。 SIMATIC WinCC OA OPERATORはSSL暗号化されたXML-RPCインターフェースにより、httpsサーバーを使用して通信します。SSL証明書は簡単にインポートできます。
可用性
iOS6以降のすべてのiOSデバイスに対応したSIMATIC WinCC OA OPERATORアプリが、
AppleのApp Storeから入手できます。言語はドイツ語と英語が用意されています。
セキュリティ情報
プラントや機械の安全な操作を確実なものにするには、適切な予防措置(セル保護コンセプトなど)を実施し、オートメーションおよびドライブコンポーネントをプラントまたは機械全体を対象とした全体的かつ最新の産業セキュリティコンセプトに統合することも必要です。使用されている可能性があるサードパーティ製品についても同様に考慮する必要があります。
次のWebサイトに詳細情報が掲載されています: http://www.siemens.com/industrialsecurity
WinCC OA Recipes
概要
比較的多くの入力/セットポイント値を制御システムから周辺デバイスに転送する必要がある場合でも、レシピ管理システムを使用すれば、このプロセスが非常に簡単に行えます。WinCC OA Recipes には、以下のすべての要件に対応するユーザーフレンドリな機能が多数用意されています。
ランタイム時にレシピを新規作成し、不要になったレシピを削除
レシピタイプをランタイム時に変更し、変更を同タイプのすべてのレシピに適用可能
必要な操作がすべてCTRLファンクションとしても用意されているため、カスタマイズされたパネルでも使用可能
レシピはCSVファイルとしてインポート、エクスポート、および編集が可能(Excelなどを使用)
プロセス表示からのオンライン値を既存または新規のレシピに保存可能
1つのレシピタイプに対してレシピ数の上限なし
レシピタイプの妥当性とレシピの全エレメントが定義されているかをチェックする自動テストを実行
分散型システムでも使用可能
WinCC OA Reporting
概要
レポート作成はSCADAシステムの重要なタスクであるため、SIMATIC WinCC Open Architectureではこの機能が特に重視されています。
標準的なSOAP (Simple Object Access Protocol)レポート作成インターフェースを使用したWebベースのレポート機能が実装されています。これにより、サードパーティサプライヤのレポートツールも設定を追加することなく使用できます。また、BIRTテンプレートや事前定義されたレポートデータも提供されており、レポート作成がより簡単に行えます。
Webベースのレポート作成インターフェース(SOAP)
- ECLIPSE BIRT (テンプレートを提供)
- Crystal Reports
- SIMATIC Information Server (サンプルを提供)
- Microsoft Excelオンライン値、履歴
圧縮データ、SQL、アラーム
診断ツール
Audit Trail (監査追跡記録)
WinCC OA Scheduler
概要
スケジューラーの主なタスクは、タイムトリガーまたはイベントトリガーアクションのスケジュールを作成、パラメータ化、および管理することです。
スケジューラーを使用すれば、単純な、または複雑な条件を定義して特定のアクション群をトリガーすることが可能です。以下のようなアクションを定義できます。
データポイントエレメントの値を事前定義された値に設定
ポップアップメッセージを表示
アラート画面内のアラートを初期化
レシピを使用する、または
ユーザー定義のスクリプトを実行して値を設定
以下をスケジューラーの条件とすることができます。
特定の1日のみ
複数日
定期的なイベント
日付と値の条件の組み合わせ
1つの値の条件のみ
など
スケジューラーはさまざまな産業分野(オートメーション構築、施設管理、下水処理施設など)で活用でき、展開して以下のタスクを実行することが可能です。
熱および気候管理
光量管理
問題に対するアラーム送信
操作モードの切り換え
レシピ(時間によってレシピの有効化を制御)
責任の変更(オンコールサービスチーム)
時間依存のメンテナンス
操作スタッフに対するリマインダー機能
サイクリックな診断/レポート
自動チェックシーケンス(毎週のサイレンテストなど)
セットポイントの時間依存、値依存、またはその両方に依存した変更
セキュリティ情報
プラントや機械の安全な操作を確実なものにするには、適切な予防措置(セル保護コンセプトなど)を実施し、オートメーションおよびドライブコンポーネントをプラントまたは機械全体を対象とした全体的かつ最新の産業セキュリティコンセプトに統合することも必要です。使用されている可能性があるサードパーティ製品についても同様に考慮する必要があります。
次のWebサイトに詳細情報が掲載されています: http://www.siemens.com/industrialsecurity
WinCC OA SmartSCADA
概要
重要業績評価指標(KPI)によるプラントのアセスメントが可能になります。 アセスメント後、「R」に基づいた統計手法を使用して最適化を実施します。
利点
統計をWinCC OAプロジェクトに簡単に統合可能
すべての操作をSCADA内で実行でき、プログラミングが不要
ガイドによりモデルをトレーニング可能
SCADA環境に搭載された「R」操作
機能
大量のデータから関連データを選択する際には、データマイニングが使用されます。データマイニングでは、異なるプロセス値間のつながりと依存性が識別され、さらなる分類に使用されます。選択されたデータの分類では、結果がリンクされ、状態が自動的に認識されるとともに、ユーザーによって名前が付けられます。この分析データから統計モデルが生成されます。これらのモデルは、プラント内での最適化に使用できます。このプロセスは、履歴データおよびリアルタイムデータの両方を使用して行うことが可能です。
従来からのKPI、データマイニング、および分類機能に加えて、SmartSCADAには「R」への汎用インターフェースも搭載されており、SCADAシステムからのデータを統計手法によって直接処理することが可能です。「R」は統計データ分析用のフリーのプログラミング言語です。
仕様事例
根本原因解析
ワンクリックでKPIの定義、デバイスへのKPIの割り当てが可能
相関関係を使用した依存性検出、フィルター値によるタイムフレーム検出、統計計算への直接受け渡し
統計モデルに基づいた分類
新規KPIなどにいつでもモデルを再利用可能
可用性
SmartSCADAは産業分野に依存せず、あらゆるアプリケーションで使用可能です。例として、風力発電所、電源システム、または大規模な生産プラントなどが挙げられます。
WinCC OA VIDEO - 統合映像管理
概要
WinCC OA VIDEOを使用すると、完全な映像管理機能をSCADAプロジェクトにネイティブ統合できます。このネイティブ統合により、SCADAユーザーは映像用ハードウェアおよびソフトウェアを従来のオートメーションハードウェアと同様の方法で設定できるようになります。
ベンダー非依存の映像規格であるONVIF 2.0 (Open Network Video Interface Forum)がWinCC OA VIDEOに統合されることで、異なる映像用ハードウェアへの接続が可能になります。
WinCC OA VIDEOを使用して、映像コンポーネントを可視化するとともに、制御パネルまたはキーボードとマウスでカメラおよびPTZ (パン/チルト/ズーム)カメラを制御します。これにより、単一のオペレーターステーションから複雑なデバイス(交通管理デバイスなど)の包括的なモニターおよび制御ができるようになり、問題が発生しても早期に特定し、オペレーターが適宜対応することが可能になります。
SCADAと映像監視の統合は、個別の映像インターフェースを使用するよりもコスト効率が良く、追加のメンテナンスや運用コストが低減されます。また、オペレーターのトレーニング時間も短縮できます。
WinCC OA VIDEOは、WindowsまたはLinuxで動作する既存のあらゆるWinCC OAアプリケーションに統合でき、オンラインで設定および拡張が可能です。WinCC OAのコンセプトに基づき、WinCC OA VIDEOを冗長化ユニットとしてセットアップすることができます。
特長
ソフトウェアベース、デジタル、かつベンダー非依存の映像管理システム
映像管理機能をSCADAプロジェクトにネイティブ統合
ベンダー非依存の映像規格ONVIF (Open Network Video Interface Forum)を統合
設定、操作メッセージ、およびコマンドをデータポイント内に保存
WinCC OAセットアップに統合
自由に拡張可能
プロジェクト要件に柔軟に適合
冗長化が可能
SCADA環境への完全統合 - シンプルなサブプロジェクトとしてあらゆるアプリケーションWinCC OAに統合可能。共通システム内のSCADAシステムと並行動作させることも、複合システム内の個別のシステム(分散型システム)として動作させることも可能
複合システム内のWinCC OAシステムは、ユーザーインターフェース内でのライブ表示、または画像再生が可能
VIDEOは複合システム内のすべてのプロセスデータにアクセスし、変更に対応できるため、 映像とオートメーションテクノロジの相互作用を簡単に実現
利点
一貫した一元管理の操作
映像とSCADA機能に密接に統合
他の画像用ハードウェアへの接続
操作およびメンテナンスのコストを削減
機能
ONVIF 2.0インターフェースを使用し、ネットワーク内で映像ストリームを統合
WinCC OA画面内の映像ウィジェットを使用し、ライブ画像を表示
映像レコーダー: 記録メディアとしての標準的なハードウェアコンポーネントと連携し、
映像を記録する純粋なソフトウェアベースの記録システムを提供
機能:
- 記録の冗長化
- ロードバランス
- オーバープリントロックのイベントドリブン設定を含むループ記録
- 事前および事後のイベントドリブン記録
- カメラ切り替え時間の記録
- 時間情報を含む記録された映像ストリームのエクスポート
- 複数の記録の同期再生
- SCADAサーバーに直接記録(小規模システム向け)PTZ (パン/チルト/ズーム)カメラへのインターフェース
映像オブジェクトでの簡単なSCADA画面作成が可能な標準グラフィックオブジェクト
アラーム発生時にカメラ画像に自動的に切り替え
映像ストリーム内に自由に設定可能なアラームテキストを挿入
自由に設定可能な画像シーケンサー
RTS-Pサーバーへのインターフェース
制御コンソールを使用
表示サーバーによる拡張機能
標準的なPCハードウェアによる映像ウォール実現のためのソフトウェアマルチデコーダー
多様な映像グリッド: 1、4、6、12、または24の映像ストリーム
自由に拡大縮小可能な表示サーバーウィンドウ
- マルチモニターサポートによる拡大縮小
- 1つの映像ウォール上での並列操作による拡大縮小映像ウォール設定用のSCADAグラフィックオブジェクト
メンテナンスマネジメント
概要
Advanced Maintenance Suite (AMS)は、効率的な計画、マネジメント、およびメンテナンス作業や故障修理の実行および管理のための簡単に設定可能なツールです。AMSにより、コストの削減、システム品質の向上、およびSCADA機能を使用した拡張が可能です。
AMSを使用すると
すべてのイベントの概要が表示されます(イベント概要)
作業指示が自動的に生成されます(作業指示)
適切な技術者が選択されます(技術者選択)
アプリケーションごとに、プロセスルーチンが記録されます(行動計画)
何も発生しなかった場合にどうするかを定義します(エスカレーションメソッド)
交換部品の在庫を最適化できます(交換部品の最適化)
システムの品質を一定に保てます(品質保証)
ボタン1つで知識を取得できます(知識データベース)
メンテナンス作業をより効率的に管理できます(メンテナンスマネジメント)
それぞれのスケジューリングされたメンテナンス作業や疑似エラーイベントに対して、詳細な作業指示、必要となる可能性がある交換部品、システムおよび機器のマニュアル、および制限事項などが記載されたチェックリストを事前に作成できます。
システム内でこのようなイベントが発生した際には、AMSが自動的に作業指示をトリガーし、それによって指令者が適切な資格を持つメンテナンス作業員を割り当てます。AMSは、割り当てられた作業をすぐに開始できるメンテナンス作業員に通知します。
システムに記録されている交換部品コードと工具名を基に、メンテナンス作業員に取扱店舗がすぐに通知され、同時に準備にも取り掛かることが可能です。
チェックリストはメンテナンス作業員によってシステマチックに消し込まれ、AMSは完了した作業を登録します。作業指示が正常に終了した際には、メンテナンス作業員の追加情報も記録されます。
チェックリスト内の指示や情報によって問題が解決しない場合、メンテナンス作業員はデータベースでその他のソリューションを検索できます。関係者はいつでもこのデータベースにソリューションを登録し、実際の状況に当てはまるソリューションの説明を検索できます。
登録されたソリューションは、後でチェックリストを見直す際の基準となり、作業メンバー間、サービスプロバイダー間、または作業メンバーとサービスプロバイダー間で知識の受け渡しが行われます。
同様の障害が再発するのをシステマチックに抑制するため、各作業指示の終了時に問題、原因、および対策が記録されます。これにより、後でレポートとして分析を行うこと、品質保証の方法を導き出すこと、および会計情報を取得することが可能になります。
指定された時間内に作業指示が完了しない場合、AMSはエスカレーションを自動的に管理します。これにより、指示の見落としがなくなり、時間内での完了が保証されます。
セキュリティ情報
プラントや機械の安全な操作を確実なものにするには、適切な予防措置(セル保護コンセプトなど)を実施し、オートメーションおよびドライブコンポーネントをプラントまたは機械全体を対象とした全体的かつ最新の産業セキュリティコンセプトに統合することも必要です。使用されている可能性があるサードパーティ製品についても同様に考慮する必要があります。
次のWebサイトに詳細情報が掲載されています: http://www.siemens.com/industrialsecurity
Web機能のオプション
Ultralight Client UX
これは、HTML5テクノロジに基づいたデスクトップアプリケーションのクライアントです。SIMATIC WinCC Open Architectureやプラグインのインストールは不要です。このクライアントは、統合ブラウザーによりデスクトップPC上でWinCC OAを表示させることを目的としており、Microsoft EDGE、Internet Explorer、Google Chrome、およびMozilla Firefoxをサポートしています。
Desktop UI
このクライアントのユーザーインターフェースは、Webブラウザー内で動作し、標準のユーザーインターフェースと同様の機能を備えています。 これにより、SIMATIC WinCC Open Architectureをインストールしなくてもシステムへのフレキシブルなリモートアクセスが可能になります。
Desktop UIはアプリと同じようにインストールされます。インストールパッケージはWinCC OA Webサーバーから配信され、プラグインではなくスタンドアロンのUIとして動作します。 UIをDVDからインストールしたり、ブラウザープラグインをインストールしたりする必要はありません。すべてのパネルが、WinCC OA Webサーバー経由でローカルにキャッシュされます。
新しいDesktop UIスタートアップインターフェースでは、Mobile UI同様、ユーザーはプロジェクトとサーバーの組み合わせを選択できます。 Mobile UIとDesktop UIで共通のデバイス管理が可能です。
Desktop UIは、WindowsおよびLinux向け、およびブラウザー(EDGE、IE、Chrome、Firefox)向けが用意されています。
Desktop UIは、廃止されたWeb Clientの後継です。
WinCC OA Webサーバー
標準的なあらゆるWebブラウザーからアクセスできるだけでなく、イントラネットやインターネット経由でデータをインタラクティブに編集することもできます。これにより、最新のインターネットテクノロジによるシステムモニター作業や、ユーザーにとって便利なモバイル通信が可能になります。
WebサーバーはすべてのWinCC OAリソースへの無制限なアクセスを提供
アラームページなどを標準的なHTMLページにすることで、モバイルデバイス経由でのシステムの表示および操作を実現
システムからの現在のステータス情報が、イントラネットから、またはインターネット経由で世界中から閲覧可能
HTTPSによる暗号化通信
クロスプラットフォーム展開(Windows、Linuxなど)
セキュリティ情報
プラントや機械の安全な操作を確実なものにするには、適切な予防措置(セル保護コンセプトなど)を実施し、オートメーションおよびドライブコンポーネントをプラントまたは機械全体を対象とした全体的かつ最新の産業セキュリティコンセプトに統合することも必要です。使用されている可能性があるサードパーティ製品についても同様に考慮する必要があります。
次のWebサイトに詳細情報が掲載されています: http://www.siemens.com/industrialsecurity